ミノルタ(株)は24日、独自の屈曲光学系採用により幅84.5×奥行き20mm×高さ72mm、重量約130g(電池、メディアを除く)という小型軽量の本体に光学3倍ズームレンズを内蔵したデジタルカメラ『DiMAGE X』(2月発売)の上位モデルとして、新たに撮像素子として有効320万画素CCDを採用した『DiMAGE Xi』を発表した。発売予定時期は11月上旬で、価格は7万3000円。DiMAGE Xも引き続き販売される。
『DiMAGE Xi』 |
DiMAGE Xiでは、撮像素子の変更により最大2048×1536ドットでの静止画記録が可能になったほかに、
- 最大30分51秒の“ボイスレコーダ”機能
- 広いフォーカスエリアの“ワイドAF”と、中央部1カ所にピントを合わせる“スポットAF”の切り替え
- 電源再投入時に、ストロボの有無など直前の撮影設定の保存/初期化が選択できる“撮影モードリセット機能”
- 本体のみで、メール添付などに適したVGAサイズにリサイズできる“メール画像作成機能”
- 画像ファイルの記録時にフォルダーが変わっても全体を通じた連番でファイル名を記録する“ファイルNo.メモリ機能”
- 記録画像への“撮影日時の写し込み機能”
- 画像再生時の“ファイル削除”
――など、DiMAGE Xユーザーからの意見を反映した機能の追加・変更が行なわれた。また、画像編集管理ソフト『DiMAGE ビューアー』を同梱、静止画のレタッチに加え、動画の色かぶりやフリッカーの自動補正、コントラストを調整して文書を撮影した画像で文字を読みやすくする“文書画像処理”などが可能となっている。
背面部分。DiMAGE Xとの外観上の違いは、ロゴとスイッチレバーが金属に変更されたこと |
従来同様、光学3倍ズーム(35mmフィルムカメラ換算時37~111mm相当)に加えてデジタル4倍ズームを搭載、記録媒体にはSDメモリーカード/MMCを採用する。動画記録は320×240ドット/毎秒15フレームのMotionJPEG方式で、約35秒間の録画が可能。
電源は専用リチウムイオンバッテリーで、撮像素子の変更などにより、撮影可能枚数は約120コマ(液晶表示あり)/約170コマ(液晶表示なし)、連続再生時間は約110分(従来のDiMAGE Xは約120分、いずれも同社調べ)。
本体サイズやボタン配置はDiMAGE Xと同一なので、マリンケース『MC-DG100』などのオプションも利用可能 |
USB 1.1で接続(USBマスストレージ対応)するためのパソコン側の対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 8.6~9.2.2/OS X 10.1~10.1.5。
DiMAGE ビューアーの動作環境は、WindowsではCPUがPentium-133MHz以上、メモリー64MB以上(XPは128MB以上)、HDD 100MB以上(インストール時)、MacintoshはCPUがPowerPC-100MHz以上、メモリー128MB以上、HDD 200MB以上(インストール時)、など。