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ヤマハ、MP3ミキシングレコーダー『サウンドスケッチャー』を発売

2002年09月12日 21時00分更新

文● 編集部 高橋洋子

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ヤマハ(株)は12日、MP3ミキシングレコーダー『サウンドスケッチャー SH-01』を11月1日に発売すると発表した。価格はオープン。当初は、専用ホームページでの限定販売となり、3万9800円で販売する予定。10月1日に予約の受け付けを開始する。

サウンドスケッチャー
『サウンドスケッチャー SH-01』

同製品は、ステレオマイクを内蔵し、パネル前面に録音、ポーズ、再生/停止ボタンなどを装備する“ラジカセ感覚”のレコーダー。本体サイズが幅200×奥行き34×高さ133mm、重さが450gという軽量型で、アルカリ単3電池×6で動作する(ACアダプターも付属する)。MP3(64~192kbps)とWAV(44.1kHz/16bit)に対応し、記録メディアにはスマートメディアを採用。録音時間は、標準モード(MP3/192kbps)で約85分、最長で約260分となっている。

また、ボタンを押すだけで多重録音が可能となっており、何度でも重ね録りが行なえるほか、64タイプのエフェクターをはじめ、メトロノームやチューナー機能なども搭載する。入出力端子は、INST/MIC/LINE IN/USB 1.1端子およびLINE OUT/PHONE。USB端子を装備したことにより、Windows対応の同梱ソフトを利用してパソコンとデータの交換が行なえる。

なお、同製品は、一般ユーザーのアイデアを製品開発に反映させる“企画室”の初めての試みとなり、同サイトにはオープンから約2ヵ月で160件のアイデアが寄せられたという。これに伴い、都内で開かれた記者会見で挨拶した同社事業開発室の笠原芳樹氏は、「トラック概念を捨てて、多重録音を可能にしたのが最大の特徴。データの交換に関しては、世の中のブロードバンド化の動きも後押しした」としている。会場では、シンガーソングライターの小野ゆかりさん等による同製品を利用したセッションなども行なわれた。

小野ゆかりさん
『サウンドスケッチャー』を手にした小野ゆかりさん

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