ソニー(株)は、ソニーグループの統合エンターテインメントイベント“ソニードリームワールド2002”の14日開催に先立ち、11日に関係者を対象とした内覧会を実施した。
エレクトロニクスサービスゾーンの入口。左右にはソニーグループ各社のCMが流れている。正面に見えている紫色の物体は“VAIO”ロゴの一部 |
ソニードリームワールド2002は、ソニーのエレクトロニクス製品を展示する“エレクトロニクスオンサービスゾーン”と、ソニーグループ各社のエンターテインメントコンテンツ展示やイベントを行なう“エンタテインメントゾーン”の2つに大きく分けられるが、今回内覧会が行なわれたのはエレクトロニクスオンサービスゾーン。
エレクトロニクスオンサービスゾーンは“VAIO”“Imaging”“Music”“べガシアター”の4つに大きく分類され、各ゾーンでさまざまに“つながる”最新製品を体感できる。同社のパソコンシリーズ“VAIO”の新製品を展示紹介する“VAIO EXPO 2002”は、このエレクトロニクスオンサービスゾーン内で実施される。
“VAIO”コーナーは、エレクトロニクスオンサービスゾーンの中央に位置する。9日に発表されたばかりの今秋モデルがずらりと並んでいる |
11日に開発が明らかとなったVAIOコンセプトモデルはVAIOコーナーの一角(メインステージの裏手あたり)に展示されている |
べガコーナーの中でも特に注目を浴びていたのがホームエンターテインメントを実現する製品群“CoCoon(コクーン)”コーナー。コクーンは、映像や音楽などを記録し好きなときに再生できる大容量HDと、常時接続型ネットワーク機能を搭載したホームAVゲートウェイ製品群の総称。ユーザーの好みを学習してTV番組などを自動的に選択/記録するパーソナライズ性、外出先から携帯電話やパソコンを利用していつでもTV番組予約を行なえるユビキタス性、ソフトの自動更新による機能拡張やネットワークサービスの利用を実現するアップグレード性など、“成長する製品”であることが特徴。ソニーは、べガにコクーン製品をつなげることで、家庭内におけるユビキタスバリューネットワークによる新しいライフスタイルを実現するとしている。
統合デジタル高画質システム“べガエンジン”を搭載したべガ新製品。べガエンジンは、システム内の信号処理をフルデジタル化することでA/D、D/A変換の混在による信号劣化やノイズを極力取り除き、システムに入力されるさまざまな信号をシステム入口で高品質なデジタル信号に変換することで、システムを構成する各種高画質回路の性能を十分に引き出せるようになるという。他社製品と比べると映像の美しさがよく分かる |
“Imaging”コーナーの一角にある化石発掘現場。来場者にサイバーショット等のカメラを貸し出し、自由に現場を撮影してもらって、最後に来場者が撮影した写真をプリントアウトしてプレゼントするという体験サービスコーナーとなっている |
新開発の専用カメラアダプターを装着したサイバーショット。参考出品のため、商品化の時期などは未定 |
ソニードリームワールド2002は、14日と15日にパシフィコ横浜/展示ホールで開催される。開催時間は、14日が10時30分~18時、15日が10時30分から17時。入場料は無料。