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ソニー、Linux搭載の「チャンネルサーバ」発表

2002年09月05日 16時52分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は、2つの地上波テレビチューナとハードウェアCODECを搭載し、ネットワークへの接続機能なども持つ「チャンネルサーバ」製品『CSV-E77』を発表した。

『CSV-E77』
『CSV-E77』

『CSV-E77』は、160GBのハードディスクを搭載し、MPEG2の映像を最大100時間記録することができる。また、10BASE-Tポートを持ち、ネットワークを通じてさまざまな機能を利用することができるという。おもな機能は以下のとおり。

おまかせ・まる録2
キーワードを登録すると、電子番組表から条件に基づいた番組を自動的に検索して録画する機能。キーワードはプリセットの44とおりのほか、視聴中の番組情報からキーワードを呼び出して登録したり、ソフトウェアキーボードを利用して入力することもできる。また、予約録画や消去保護などを行なった番組情報をもとに、好みの番組をすすめる「おすすめアルゴリズム」を搭載し、ユーザーの好みに合わせた番組を録画する機能も搭載されている。
「カモン! マイキャスター」サービス
インターネットを通じて、「おまかせ・まる録2」のキーワードアップデートやソフトウェアのアップデート、ニュースや占いなどのコンテンツを利用することができる。また、携帯電話やPCを利用し、サーバを経由して外出先から録画予約ができる「@録画予約」サービスも利用可能(予約確認は1日2回)。

そのほか、録画した番組を自動的に分類し、見たい番組をジャンルから選ぶ「マルチループビュー」機能や、現在放送されている番組を一時停止する「TVポーズ」機能や、リモコンのボタン操作で15秒ずつさかのぼって再生する「フラッシュ」機能などもある。

『CSV-E77』は『MontaVista Linux 2.1』をベースに、ソニーで独自に拡張したシステムを採用している。ソフトウェアのアップデートは「カモン! マイキャスター」サービスを通じて行なわれ、機能追加なども行なわれるようだ。

製品の発売は11月1日。価格はオープンプライス。なお、「カモン! マイキャスター」サービスのうち、「@録画予約」機能の予約確認が10分おきになるプランでは、月額300円の利用料が必要になる。それ以外の機能は現在のところ無料と発表されている。今後、『CSV-E77』のハードディスクを増設するサービスなども行なわれる予定だが、価格などは今のところ発表されていない。

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