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初のSiS648搭載マザーボードがASUSTeK、Abitから同時に3製品リリース

2002年09月04日 23時47分更新

文● HINOMOTO

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P4S8X
「P4S8X」

 SiSの新チップセット“SiS648(SiS-648/SiS-963)”搭載Socket478マザーボードがASUSTeKとAbitから同時に発売となった。SiS648は、UltraATA/133、AGPx8、USB2.0に対応し、NortbridgeのSiS648とSouthbridgeのSiS963を結ぶデータ転送帯域幅が1GB/secとなる高速バスMuTIOLを採用しているのが特徴。なお、メモリサポートに関しては先に発売されたVIA/Apollo KT400と同様に、当初予定されていたPC3200(DDR400)は対象外となっている。



SouthbridgeのSiS963
SouthbridgeのSiS963
付属品
IDE RAID、Serial ATA RAIDコントローラチップPDC20376を挟むようにSerial ATA用ソケットが付く
各種ケーブルやブラケット
各種ケーブルやブラケット

 まずASUSTeKから発売となったのは「P4S8X」。FSB533に対応し、マニュアルではNorthwoodコアのPentium 4-2.53GHzも搭載可能となっている。DDR DIMMメモリスロットは3本搭載し、PC2700(DDR333)、PC2100(DDR266)、PC1600のNon-ECCメモリであれば1スロットにつき1GBまで、最大3GBまで増設することができる。AGPx8対応のAGPスロットに、PCIスロットを搭載し、サウンド機能ではAC'97 6chコーデックを採用。S/PDIF-入出力インタフェースが搭載される。その他、P4S8Xには標準のIDEポートの他に、RAID 0またはRAID 1に対応したSerial ATAポートを2つとUltra ATA/133 IDEポートを1つ搭載。IDE RAID、Serial ATAコントローラはPromise製“PDC20376”を採用している。バックパネルには、キーボード、マウス用PS2ポート、シリアル、パラレルポートが各1つに、USB2.0が4ポート、各種サウンドサウンドポートが付く。その他にIEEE1394が1つ、10BASE-T/100BASE-TX対応Ethernetポートが1つ付き、EthernetコントローラはRealtek製PHYチップを搭載している。付属品にはマニュアル、Ultra ATA100/66対応IDEケーブル、Serial ATAケーブル、FDD用ケーブルの他、ゲームポート、USB2.0、シリアル、S/PDIF-入出力インタフェース用のブラケットが付属する。
 販売価格は、「P4S8X」がOVERTOPで1万7300円、コムサテライト2号店で1万7480円、コムサテライト3号店、クレバリー1号店で1万7800円、TSUKUMO.eXで1万8799円、T-ZONE.AKIBA PLACE、T-ZONE.PC DIY SHOP、高速電脳が1万8800となっている。また、IEEE1394、IDE RAID、Serial ATA RAIDコントローラを省略した廉価版の「P4S8X-WA/LAN」は、クレバリー1号店で1万3980円、OVERTOPで1万3990円、コムサテライト2号店で1万4200円、コムサテライト3号店で1万4780円、T-ZONE.AKIBA PLACEで1万5800円となっている。



SR7-8X
SR7-8X
SR7-8X
流通量は極めて少ない

 一方、ABITからは「SR7-8X」が発売された。その販売価格からも廉価版的イメージの強い構成になっており、P4S8Xと比較すると、RAID、Serial ATAコントローラは省略されている。また、メモリスロットがP4S8X同様に3本搭載されているのだが、こちらはPC2700(DDR333)で最大2GB、PC2100(DDR266)、PC1600で最大3GBまで搭載可能となっている。その他、オーディオにはCMI 9738 2chオーディオコーデックを採用、10BASE-T/100BASE-TX EthernetコントローラにはRealtek 8100Bを搭載している。こちらは、販売価格が高速電脳で1万800円、コムサテライト2号店で1万1900円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万1800円となる。



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