GeForce4としては久しぶりに、全くの新製品が登場した。SparkleのGeForce4 Ti4600カード「SP7200T6-PT」で、何より驚くのがパッケージ。写真のとおり、カードがすっぽり入るくらいの大きな缶なのだ。
カード本体は、今年3月に登場した「SP7200P6」に対しメモリクロックが引き上げられると共に、カード両面を覆う巨大なヒートシンクが採用されているのが特徴。
巨大なヒートシンク、といえばLeadtekの同じくGeForce4 Ti4600カード「WinFast A250 Ultra TD」の“BiTurbo Cooling System”が話題を呼んだが、デュアルファン、グラフィックチップと表裏両面のVRAMを「コ」の字型に挟み込む形状など基本コンセプトは似通っている。しかし「SP7200T6-PT」のヒートシンクはカードから大きくはみ出すほどの大きさであり、コンシューマ向けビデオカードとしては恐らく過去最大級ではないかと思われる。
本体インターフェイスとブラケット、付属のケーブル類のコネクタは全て金メッキ。ゲームソフト4本と缶状のCDケースが付属するなど同梱物も豪華 |
メモリクロックはリファレンスの325MHz(DDR 650MHz)に対し、Sparkleのウェブサイトによれば340MHz(DDR 680MHz)。ただし、最初から340MHzで動作するように設定されているのか、それとも単に340MHzまでクロックアップが可能なメモリを搭載しているのかどちらなのかは不明。インターフェイスはD-Sub15ピン、DVI、S-Video(In/Out)で、このうちD-Sub15ピンはカノープスの“SSH”やSUMAの“SIF”のように別基板に分離されている。価格はコムサテライト3号店で3万6800円、コムサテライト2号店で3万7800円。
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