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スピードネット、5GHz帯無線アクセスの屋外実験を開始

2002年09月04日 18時26分更新

文● 編集部

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スピードネット(株)は4日、商用化の目的で、“IEEE 802.11a”準拠の5GHz帯無線アクセスシステムの電波伝搬実験を開始すると発表した。同日から2002年度末までの予定で実施する。利用する周波数帯は5.03GHz~5.091GHzで、実際の屋外環境下で最大実効速度として20Mbpsのスループットを目指すという。

同社は、1月に屋内実験環境下での5GHz帯の伝搬実験に成功しており、今回の実験は、実用化にむけての技術面における検証が中心となる。実験内容は、屋外伝搬特性や屋外から屋内への透過損/浸透性、受信電界強度、伝送レート、アンテナ特性などの伝搬実験と、基地局CH選択アルゴリズム試験やネットワーク接続性などの性能試験。都市部では新橋エリア、住宅街では埼玉県川口エリア、マンション(模擬)では神奈川県川崎エリアで実施するとしている。

なお、同社は2.4GHz帯の無線アクセスサービスを商用化しており、FWA(Fixed Wireless Access/固定利用の加入者系無線アクセス)の加入者数は約1万9000件を超え、首都圏環状エリア23市区でサービスを提供している。

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