20本セットのパッケージ | 緑、青、黒、赤、ゴールドの全5色と、各色4本ずつの全6セット | |
各パーツの寸法は、以前展示されたサンプル品と全く同じ | 店内で組み立て例をデモ中 |
7月17日にOVERTOPで展示されたアルミ柱とレールのみで構成されたPCケースフレームキット「Lubic」が試験販売という形ではあるが、今日から発売となった。
アルミ柱の色は、緑、青、黒、赤、ゴールドの全5色で、20本を1セットとして販売。各色で統一された5つのパッケージと、それぞれが4本ずつで構成されたパッケージの6種類のパッケージがある。アルミ柱の長さなど各パーツの寸法は、以前展示されたサンプル品と全く同じで変更点は見当たらない。
20本という数は、立方体を組み上げるための12本と、マザーボードをマウントすための2本で合計16本が最低限必要な本数ということを考えると、ある程度余裕のある数だろう。また、各パーツをマウントするためのマウントユニットが160個、アルミ柱同士を固定するためのL字金具が60個、電源用、HDDマウント用など組み立てに必要なネジが総数368本、マザーボード用スペーサーが6本と、こちらも1台のPCを組み上げるには必要十分な量だ。もちろん、マウントユニットをアルミ柱に固定するための六角レンチも1本付属している。
その他の付属品にも、電源、HDD用LEDと、電源、リセットスイッチで構成されたマウント可能なパネルが1枚に、マザーボードをマウントする際に使用する絶縁シートなど充実しており、マニュアルこそ付属しないものの、完成予想図の描かれた紙もついている。
オプションのアクリルパネルを取り付けたところ | アルミ柱のレールにスライドさせて取り付ける | |
また、代理店である創朋は、この「Lubic」用のオプション品の発売も予定しており、OVERTOPにはこちらのサンプルが展示中だ。オプションとして用意されているのは、移動用のキャスターと、外側に設置することのできるアクリルパネルの2種類。キャスターにはロック機構が付いており、色は黒一色となっている。アクリルパネルは正方形の一辺にアルミ柱に取り付けるためのパーツが付いており、これをガイドに沿ってスライドさせて取り付けるようになっている。反対側の辺にはそれに沿って磁気シートが付いており、こちらもアルミ柱のガイドに取り付ける磁石と組み合わせて使うことで、開閉式のパネルとして利用することができるようになる。今回のサンプルでは、赤、緑の2色が用意されていた。ところで、このサンプルを見る限りでは、電源用の排気ダクトや配線用の穴などは用意されていないのだが、発売までには改良されていくとのこと。「Lubic」の価格は6パッケージとも各9800円で、現在はOVERTOPのみの販売となっている。
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