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FinePix F401

FinePix F401

2002年09月02日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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FinePix F401

富士写真フイルム

6万4800円

「FinePix F401」は、有効201万画素の「第三世代スーパーCCDハニカム」を搭載し、400万画素相当の記録が可能なコンパクトデジタルカメラだ。

薄型ボディと軽快な操作が魅力

前面
写真1 グリップ部が電源スイッチとなっており、青いラインより右側がラインの幅だけスライドする。グリップ部に縦に3つ並ぶ乳白色の丸が青く発光する。
 F401は、MDプレーヤ風のボディの左寄りにレンズを配置する、コンパクトデジタルカメラとしてはオーソドックスな形状を採用したデジタルカメラ入門機だ(写真1)。型番は「F」だが、同社のコンパクト機のラインナップの中では縦長ボディの「FinePix F601」よりも、「FinePix 50i」や「FinePix 4500」に近いデザインである。50iや4500が単焦点レンズなのに対しF401は光学3倍ズームレンズを装備するが、50iの厚さ23.5mmに比べてもF401は27.5mmと、4mm増えているだけだ。折り曲げ光学系を装備するミノルタ「DiMAGE X」を除けば、ズームレンズを搭載するデジタルカメラの中では最も薄く仕上がっている。薄いボディの実現には、薄型のリチウムバッテリパック「NP-60」を使用していることが要因の1つに挙げられるが、同じNP-60を使うF601(34.0mm)よりも6.5mmも薄くなっているのには驚かされる。

 基本機能を見てみると、撮像素子に採用した第三世代のハニカムCCD「スーパーCCDハニカムIII」により、ISO800/1600相当の高感度撮影(記録サイズは最大1Mモード:1280×960ドット)や0.3秒間隔の連写(全画素数で使用可能、最大4コマ)といった機能が利用できるのはF601と同じだ。とくに感度に関しては、F601ではISO160/200/400/800/1600だったが、F401では最低がISO200となっている。デジタルカメラにおいては撮影感度が上がると画像にノイズが載りやすいが、スーパーCCDハニカムIIIでは高感度でも比較的低ノイズとなることからISO200としたもので、とくに本機のような入門機ではプログラムオート露出でのシャッター速度が上がるため、初心者にありがちな手ぶれを防ぐのに役立っている。



上面
写真2 握りやすいグリップ部のためホールド性は良好だ。フラッシュは、シャッターボタンを半押しにしたときに自動ポップアップするほか、レンズ部にあるボタンを押したときにポップアップするようにも設定できる。撮影時の機能のほとんどは、上面のMODE/FUNCボタンとダイヤルの組み合わせで各種機能を設定できる。
 本体外観を見ると、前面右側は丸く膨らんでおり、持ったときには指をかけやすくなっている(写真2)。この部分を右に約5mmスライドさせるとカチリという音とともに電源が入り、レンズカバーが開いてレンズが伸長て撮影可能となる。撮影/再生の切り替えは背面のスライドスイッチで行うが、再生時の電源ON/OFFも撮影時同様に前面のスライドで操作する(再生時はレンズが伸長しない)。オリンパスの「CAMEDIA C-40ZOOM」やキヤノン「PowerShot S40/S30」シリーズなどのレンズカバーが撮影時の電源ONを兼ねる機種では、レンズカバーを開くことなく再生モードで電源を入れるために、再生用の電源スイッチを背面などに装備している。どちらが使いやすいかということは一概には言えないものの、F401のほうが撮影/再生をともに電源ONが単一のスイッチで実現されており分かりやすい。



背面
写真3 FinePix 50iなどと同様のスイッチレイアウトだが、右上のズームレバー兼用カーソルキーの左右にフラッシュとマクロの切り替え機能が付いた。
 背面右上には50iなどと同様に、横長のカーソルキーを装備する(写真3)。3つ並んだ中央がズームレバーを兼ねる上下キーで、決定(OK)キーは別に用意されている。ただし、50iや4500をはじめ、同様の横長カーソルを採用する「FinePix 2800Z/2600Z」などとは異なり、カーソル左右(それぞれマクロ切り替え/フラッシュモード)にも機能が割り当てられており、従来機のようにメニューを呼び出して設定するよりも素早く利用できる。ただし、ボディの肩の部分という容易に指で触れやすい位置にプッシュ式のスイッチを配置していることから、不用意に押してモードを変えてしまいやすい。実際、単に持ち直したりしただけでもフラッシュモードを変えてしまうことがあり、これは改善の余地があるだろう。
 液晶モニタの横にあるMENUボタンを押すと画面下部にアイコン列が表示され、各項目をカーソルの左右で選べばサブメニューがアイコンの上に並ぶ。サブメニューはカーソル上下で指定するというスタイルで、FinePixシリーズではお馴染みのものだ。F601の円形に並ぶアイコンは一覧性は高いものの直感的に分かりにくい部分もあり、F401のほうが使いやすく感じた。アイコン列が表示される際には画面の下からアニメーションでポップアップするなど、凝った演出が試みられいるのも面白い。



クレードル
写真4 クレードルはオプションで、充電やPCへのデータ転送が可能となる。縦長のFinePixシリーズと違ってレンズを下側にくるのはインターフェイスの位置でやむを得ないとはいえデザイン的に苦しいところ。
 また、“演出”という点では、グリップ前面にある3つの突起が起動時に青く光るギミックが仕込まれてる。青色LEDの発光がアクセントになっているデジタルカメラにはコニカ「Digital Revio KD-400Z」もあり、こちらは3つの青色LEDを搭載し、順次点滅するなど演出的には目を引く工夫が凝らされているのに対し、F401はLEDは1個(導光して3つの突起を同時に光らせている)のみだ。ただし、KD-400Zは1回の撮影ごとに青く発光するなど、いささか目立ち過ぎる感があったが、F401は起動時とセルフタイマ作動時、PCとUSB接続してのデータ転送時のみ発光する仕様になっており、KD-400Zほどは目立たない。
 充電やPCとの接続は、F401の右側面にあるDC入力端子とUSB端子にそれぞれ付属のACアダプタやUSBケーブルを繋げばいいが、オプションでクレードル(「CP-FX401」、5000円)も用意されている。インターフェイスが右側にある関係上、クレードルに置くとレンズ部が下側になるのはデザイン的に少々難があるが、「FinePix4800Z」以降のFinePixシリーズと同じくクレードルに置くだけでデータ転送や充電、PCカメラとしての利用が可能になる(写真5)。



カードスロット&電池室
写真5 底面のカバーを明けると、スマートメディアのカードスロットと電池室が現れる。電池は専用リチウムイオンバッテリ「NP-60」で、連続撮影時間は約190分。

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