(株)東芝と日本電気(株)は29日、波長が405nmの青色レーザーを利用する次世代大容量DVDの規格案を同日付けでDVDフォーラムに提案したと発表した。
両社が提案する大容量DVDは、高精細コンテンツなどのパッケージメディア向けの再生専用ディスクと、記録/再生用の書き換え形ディスク。ともに現行のDVDと同じ、直径120mm、厚さ0.6mmのディスクを2枚貼り合わせた構造を採用する。容量は、再生専用が片面1層で15GB、片面2層で30GB、書き換え形ディスクが片面1層で20GB。今後、2層で40GBのディスクの規格も順次提案するとしている。ファイルフォーマットはUDF(Universal Disk Format)。データ転送レートは36Mbps。対物レンズ開口数は0.65。再生信号処理はPRML(Partial Response Maximum Likelihood)で、変調方式は2/3変調。
同規格案では、信号の読み取り用と書き込み用のレーザーに波長の短い青色レーザーを利用し、高密度ディスクに対応した信号処理技術と高密度化に適した相変化メディア技術を採用したという。