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ソニーマーケティング、植物原料プラスチックを筐体に採用した“ウォークマン”を発売

2002年08月29日 19時59分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は29日、植物原料プラスチックを筐体に採用した“ウォークマン”『WM-FX202』を11月1日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は4000円前後。本体カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色。

『WM-FX202』
『WM-FX202』

『WM-FX202』は、FM/AM/TVの3バンド対応チューナーを搭載したラジオ付きウォークマンで、最大22局まで放送局を登録できる。トウモロコシから作られるポリ乳酸をベースとしたプラスチックを筐体重量比9割以上に採用している。同プラスチックは、石油を原料とするプラスチックに比べて、枯渇性資源の節約を図ることができ、廃棄後は、コンポスト施設などで微生物や酵素によって徐々に分解し、最終的には二酸化炭素と水と無機質になる。

従来のポリ乳酸は、電子機器の筐体のような耐久消費財に利用するには十分な物性がなかったが、ソニー(株)、三菱樹脂(株)、三宝化成(株)の共同開発によって、副原料を工夫することで、筐体に適した耐久性と耐熱性、耐衝撃性、成形性を実現したという。

実用最大出力は5mW+5mW(EIAJ)。ラジオ受信周波数はFM(ステレオ)が76.0~90.0MHz、AM(モノラル)が531~1710kHz、TV(モノラル)が1~12ch。電源は単3アルカリ乾電池。電池持続時間はテープ再生時が25時間、FM/AM/TV受信時が40時間(別売単3アルカリ乾電池使用時)。本体サイズは幅92.0×奥行き37.8×高さ116.6mm、重量は約258g(カセットテープ、電池2本を含む)。ステレオヘッドホンが付属する。

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