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Ultra320 SCSIカードの製品版単品販売がついにスタート!

2002年08月24日 23時41分更新

文● Jo_Kubota

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 4月にLSI Logicの評価版が少量流通して以後、長らく流通していなかったUltra320 SCSIインターフェイスカードの製品版販売がついに始まった。初登場となったのはAdaptecの「ASC-39320D」並行輸入バルク版と、コンシューマ市場ではまったく無名である一方、業務用のインターフェイスカードベンダとしてはよく知られたATTO Technologyによる「ExpressPCI UL4D」国内代理店版の2種類だ。

SCSIインターフェイス

 Ultra320 SCSIについては4月6日の記事に詳しいが、320MB/秒を誇るストレージ系最速のインターフェイス規格だ。従来規格であるUltra160 SCSIと同様にLVDモードで動作する。クロック80MHzで16bit転送を行い、DTモード(Double Transition)をサポート。転送レートは80MHz×16bit×DT=320MB/秒となる。



ASC-39320D PCI-Xロゴの刻まれたカード裏面
コントローラ 販売中
「ASC-39320D」

 SCSIの大巨人Adaptec製となるASC-39320Dは最大2chをサポートするUltra320 SCSIカードで、PCIインターフェイスは64bit、最大133MHzモードで動作可能なPCI-Xに対応。SCSIインターフェイスは内部1ch(A)と外部2ch(A/B)が用意される。LVD/SEの混合は可能だが、同じチャンネル上で混合するとSEモードになってしまうのは従来同様だ。

 コントローラにはシールが貼られており型番を読みとれないが、Adaptecの資料などによるとSupermicroの“E7500”チップセット搭載デュアルXeonマザーボード「P4DP8」に搭載されているものと同じAIC-7902のようだ。対応するOSはWindows NT/2000/XPとLinuxで、現時点でWindows 95/98/Meはサポート外。価格はUSER'S SIDE本店で4万8800円で、少なくとも安価ではない。



ExpressPCI UL4D カード裏面
インターフェイス 販売中
「ExpressPCI UL4D」

 同じくPCI-X対応となるExpressPCI UL4DのSCSIインターフェイスは内部2ch、外部2ch。コントローラはおそらくLSI Logic製だろう。価格はコムサテライト2号店で7万3400円、USER'S SIDE本店で7万9800円と、“中の下”クラスのPCが購入できてしまう高値だが、対応OSはAdaptec製品に比べて幅広く、Windows 95以降のWindowsとLinuxのほか、Solaris、MacOS、MacOS Xもサポートされている。

 ほとんどの人にとって高嶺の花ではあるだろうが、これから年末に向けて各社からUltra320 SCSI対応製品のリリースが続く予定となっているだけに、パフォーマンスを重視する環境には欠かせない存在として一定の人気を集めるだろう。なお、近々には今月末から9月上旬にかけてASC-39320Dのリテールパッケージがバルク版より安価な4万5000円前後で発売される見込みとなっており、いち早く手に入れるか、少し待って安価に手に入れるか悩ましいところだ。



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