(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズは、地方公共団体向けLinuxサーバ管理ソフト『HDE Controller LG Edition』を9月20日に発売する。
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『HDE Controller LG Edition』のメニュー画面。 |
『HDE Controller LG Edition』は、『HDE Controller 2.5 Professional Edition』をベースに、政府が推進する統合行政ネットワーク(Local Government Wide Area Network、以下LGWAN)に最適化したLinuxサーバ管理ソフト。LGWANは、全国の地方公共団体と霞ヶ関WANを相互に接続するネットワークで、SMTP、HTTPS、DNS、NTPが基本プロトコルとされており、メールサービス、XML文書の交換、電子掲示板、Webベースの教育サービスが基本サービスとして提供されるほか、ASPによるアプリケーションサービスが提供される。政府のe-Japan重点計画で、2003年までにすべての地方自治体が接続することが求められているが、参加する自治体は上記のサービスを安全に利用できる仕組みを提供しなければならない。具体的には、ネットワーク監視、システム構成情報監視、障害履歴管理などだ。
『HDE Controller LG Edition』は、LGWANを利用するために必要なメール、DNS、NTP、ファイアウォールなどのサービスを提供するもの。管理にはroot権限は不要で、Webベースのインターフェイスを通じて以下のような機能を利用することができる。
- Webサーバ/セキュアWebサーバ設定機能
- Webフィルタリング機能
- APOP設定機能
- メールスマートリレー機能
- メール送信容量制限機能
- ファイルサーバ/プリントサーバ設定機能
- PPPoE設定機能
- セキュリティ設定、TCP_wrapper設定機能
- ユーザ/グループ管理機能
- メーリングリスト設定機能
- ソフトウェア管理機能
- ポートフォワーディング設定機能
- パケットフィルタリング設定機能
- 不正アクセス監視機能
- プロキシサーバ設定機能
- SSLの鍵と証明書の設定機能
- テープバックアップ設定機能
- SNMP設定機能
対応ディストリビューションは以下のとおり。
- Red Hat Linux 7.2/7.3/Advanced Server 2.1
- Turbolinux 6.5/7 Server
- Sun Linux 5.0
価格は12万8000円。
