このページの本文へ

Serial ATAネイティブ対応のインターフェイスカードが安価で発売に

2002年08月23日 22時48分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
X-SATA

 8月2日から展示の始まっていた初のSerial ATAネイティブ対応インターフェイスカードが「X-SATA」という名称で発売された。これまで登場しているSerial ATAインターフェイスカードはどれも従来型のIDEコントローラとブリッジチップによってSerial ATAをサポートしていたのに対し、X-SATAはコントローラのみでSerial ATAインターフェイスを提供する。



SiI3112

 ホストコントローラは以前紹介したとおりSelicon Image製“SiI3112”。1500Gbitの帯域幅を持つ第1世代規格“Ultra SATA/1500”をサポートしており、チップ自体はソフトウェアRAIDもサポートしているが、X-SATAは2つのSerial ATA端子によってあくまで2ch、最高2台のSerial ATAインターフェイスを提供するのみとなっている。



Serial ATA×2
カード上に用意されるSerial ATA端子
パッケージ Serial ATAケーブル×2
ホワイトボックスと同梱のケーブル

 バルク扱いのホワイトボックス型パッケージにはカードのほか、赤いSerial ATAケーブル2本と8cm CDサイズのドライバCD-ROMが入っているのみで、価格は高速電脳で3980円、若松通商エルプラザと若松通商LAN/PLAZAで4280円。当初予告されていたとおり、5000円を下回る価格での登場となった。Serial ATAネイティブ対応のHDDが存在しない8月下旬にあって、ATA‐Serial ATA変換アダプタを同梱しないため、5980円という、カードよりも高い価格で単品販売されている変換アダプタを購入しないことには今のところ使い途のない同製品が割高なのかお買い得なのかは判断に苦しむところだが、パラレルのATAインターフェイスカードとほぼ同等の価格で登場してきたことは、素直に歓迎すべき点ではあるだろう。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ