(株)アイザックは21日、インターネット経由で利用するユーザー登録制のファイル共有サービス“DeltaSpace”を開始した。12月まではキャンペーン期間として、無料でサービスを利用できる。
“DeltaSpace”の“リポジトリー”管理/操作画面。“リポジトリー”でのファイル/ディレクトリー操作はすぺてウェブブラウザー上で実行する。“作業スペース”とローカルのパソコンの間でのファイル送受信はFTPクライアントを利用する。 |
DeltaSpaceは、5~10人程度の中・小規模グループ/プロジェクトでの利用を想定した、ASP型のファイル共有サービス。ユーザー登録は、ASPのグループウェアのように“グループ”単位で行なうのではなく、ユーザーが個々に行ない、プロジェクトのリーダーとなるユーザーが、他のユーザーを“召集”することでユーザー間でのファイル共有を行なう。利用できる組織を限定せず、部門・企業の枠を超えて、データの共有が可能だ。
本サービスの特徴は、
- 共有スペース“リポジトリー”からDeltaSpace上の“作業スペース”にファイルをダウンロード(チェックアウト)し、“作業スペース”からローカルのパソコン上にファイルをダウンロードして更新作業を行ない、更新作業が終わったら再び“リポジトリー”にアップロード(チェックイン)する、というファイル操作を行なう。チェックアウト中のファイルの編集はできないので、これによりファイルの2重更新や誤った上書きを防止する。
- “リポジトリー”の操作はウェブブラウザーのみで行なえる
- ファイル、ディレクトリーの履歴管理を搭載。“タグ付け機能”により、途中の状態をファイル/ディレクトリー単位で一括保存できる
- プロジェクトへの参加ユーザーをグループ分けすることで、ファイル/ディレクトリーへのアクセス権を細かく設定可能
- ファイル/ディレクトリー更新のメール通知機能を装備
などとなっている。
なお、2003年1月のスタートを計画している有料サービスでの利用料金は、1ユーザーあたりリポジトリ容量最大100MB、作業スペース容量最大20MBで月額800円となる予定。リポジトリ容量最大500MB、作業スペース容量最大100MBでは4000円、以降、リポジトリ容量+500MBごとに8000円、1万2000円、1万6000円。