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DVDウォークマン D-VM1

DVDウォークマン D-VM1

2002年08月22日 20時01分更新

文● ASCII24編集部 内田泰仁

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DVDウォークマン D-VM1

ソニー

オープンプライス
(ソニースタイル価格:9万9800円)

ソニーは“ウォークマン”の愛称を冠した携帯型のAV機器を多数発売しているが、ここで紹介する『D-VM1』は、DVD-Videoの再生に対応した“DVDウォークマン”だ。その愛称のとおり、どこにでも気軽に持って歩ける本機は、小型の液晶モニタまでセットになった、DVD-Video再生環境のトータルパッケージだ。

外出中でも自宅でも使える
パワフルなポータブルDVDプレーヤ

 ポータブルオーディオの代表的ブランド“ウォークマン”を擁するソニー。最近では、“ネットワークウォークマン”やNetMD規格対応の“MDウォークマン”が特に元気なジャンルだが、ウォークマンファミリーには、音楽だけでなく映像も楽しめる製品もラインナップされている。DVD-Videoの再生に対応した『DVDウォークマン D-VM1』は、CDウォークマンシリーズのルックスを踏襲しつつ、いつでも持ち歩いてどこででもDVD-Videoが見られるような装備を備えた製品だ。

写真1、2 CDウォークマンの基本デザインをほぼ踏襲している『D-VM1』。メディアのローディングもCDウォークマンと同じトップローディング方式だが、ふたのロック機構はCDウォークマンよりもガッチリしている。

 本体部分はシルバーを基調とした円形のデザイン(写真1、2)。ポータブルCDプレーヤと同様に、上ふた全体が開く“トップローディング”タイプだが、CDプレーヤなどでは、スイッチを押すとふたが簡単に開くのに対し、本機ではスライドスイッチを取り出し側に押してふたのロック機構を外し、続いてふた全体を引き上げるような構造になっている。この開閉構造は、CDウォークマンシリーズに比べるとずっとガッチリとした印象で、音楽CDよりも高速にデータを読み出す必要があり、かつ記録密度も高いDVDだからこそこの堅牢性だろう。再生/停止、早送り/巻き戻し、ボリュームの各ボタンスイッチは本体側面に配置されており、基本的なDVDの操作は本体のみで可能だ。なお、パッケージには赤外線リモコンも付属しており、メニューやチャプターの操作など、画面を見ながらより細かなDVDのコントロールにはこちらを使うのが便利だ。

写真3~5 本体部分正面および左右側面。コントロールボタンは右側面に、各種出力端子は左側面にそれぞれ集められている。

 本体には専用モニタおよびAV出力端子のほか、ヘッドフォン端子が設けられている(写真3~5)。本機は“バーチャルホンテクノロジー”という仮想サラウンドサウンド再生機能が搭載されており、ヘッドフォン端子に接続したヘッドフォンや2チャンネルスピーカーのみでも、5.1チャンネルサラウンドに近いサウンド再生が楽しめる。なお、本機のバーチャルホンテクノロジーでは、ドルビーデジタル5.1チャンネルをバーチャルサラウンドで再生するモードのほか、2チャンネルのサウンドデータを元に4チャンネルで再生するモードなども用意する。

写真6 本体中央に装着されたグレーのパーツは着脱可能なリチウムイオンポリマーバッテリー。デザイン面でも目を引くポイントだが、液晶モニタ使用時で6時間駆動可能というスペックも注目だ。
 外観を特徴づけている、中央部には本体を挟み込むようにグレーのパーツだが、これは着脱可能なリチウムイオンポリマー充電池だ。本体重量332gに対し、バッテリーは239gとかなりの重量を持っている。後述の専用液晶モニタを使用した状態でのバッテリー駆動時間は約6時間で、映画を悠々2本以上見られる。重量の割には、本体に装着した状態ままでも全く持ち運びの邪魔にならないデザインになっているのも嬉しいところだ。

 本機の映像観賞の方法は2種類で、1つは付属の小型液晶モニタを接続する方法、もう1つは付属の“AV出力アダプター”を介してTVなどにつなぐ方法だ。

 液晶モニタの画面サイズは3.5インチで、モニタのサイズ自体は大人の手のひらに収まるほど小さい。モニタにはふたが取り付けられており、これを後方に開くことでスタンド代わりとして使える。画面横には、再生/一時停止/早送り/巻き戻しボタン、メニュー操作用のカーソルキー、停止/電源オフボタンが配置されており、携帯型ゲーム機のようにこのモニタを手に持ってメニュー操作をしながらDVD-Videoを楽しむことも可能だ。モニタ~本体間のケーブル長は1m、モニタにはヘッドフォン端子が設けられている。

写真7、8 付属の液晶モニタ。画面サイズは3.5インチで、コントロールスイッチとヘッドフォン端子を持つ。さすがに大迫力の映像というわけにはいかないが、コンパクトながらシャープな映像が楽しめるので、移動中や外で映画などを見るにはもってこいだろう。

写真9 付属のAV出力アダプターを取り付け、縦置きスタンドに設置した様子。リモコンも付属するので、家で使うときには据え置き型プレーヤと同様に利用可能だ。
 同じくパッケージに付属するAV出力アダプターには、コンポジット映像出力、S映像出力、アナログオーディオ(ステレオミニジャック)/光オーディオ出力端子がそれぞれ取り付けられており、ほかのAV機器と組み合わせることで、本格的なDVD-Video再生環境を構築することが可能となる。ヘッドフォンでもかなりリアルなサラウンドサウンドを楽しめる本機だが、このアダプターとドルビーデジタルやdtsに対応したAVアンプを利用すれば、“ホンモノの”5.1チャンネルサラウンドサウンドにも対応する。ポータブルプレーヤとはいっても、持っている能力自体は据え置き型のプレーヤにほとんど引けを取らない。

 価格はオープンプライスで、ソニースタイルでの販売価格は9万9800円。ウォークマンファミリーの製品としてもDVDプレーヤとしてもやや高価な製品ではあるが、このコンパクトサイズでも一般的な据え置き型のDVDプレーヤに匹敵するAV出力機能を持ち、1台でポータブル/据え置きのどちらに使っても不満がないというトータルバランスのよさは非常に魅力的だ。


D-VM1の主なスペック
再生可能ディスク DVD-Video、VideoCD、音楽CD(CD-R/RW、DVD-R/RWの再生に対応)
映像D/Aコンバーター 10bit/27MHz
音声D/Aコンバーター 96kHz/24bit
出力端子 S映像×1、コンポジット映像×1、アナログオーディオ/光オーディオ×1、ヘッドフォン×2(うち1系統は液晶モニタに内蔵)、モニタ出力×1、AVアダプター出力×1、ACアダプター×1
付属品 ヘッドフォン、ワイヤレスリモコン、リチウムイオンポリマー充電池、スタンド、ACアダプター、AV接続コード、AV出力アダプター、モニタ用ストラップ、キャリングポーチ、単3形乾電池×2
サイズ 150.2(W)×167.7(D)×31.8(H)mm
重量 332g(本体のみ)/571g(充電池含む)

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