サン・マイクロシステムズ(株)は、Pentium III-1.4GHzを搭載した1Uラックマウントサーバ『Sun LX50』を発表した。
『Sun LX50』 |
『Sun LX50』は、Webサーバやメールサーバ、ファイアウォール、VPNなど、サービス提供者とインターネットの境界に設置される「エッジ・コンピューティング」での利用をターゲットに発売される。標準で『Sun Linux 5.0』がインストールされるほか、『Solaris 8 Intel Platform Edition』をバンドルしたバージョンも販売される。
プリインストールされるアプリケーションは、ApacheやTomcat、MySQL、Wu-FTPD、Sendmail、BINDといったオープンソースのものだけでなく、『Java 2 SDK Standard Edition』や『Sun ONE ASP for Linux』、『Sun Grid Engine』、『Sun Streaming Server』などが含まれる。また、SNMP標準インターフェイスを備えており、『Sun Management Center』などの管理ツールを利用したサーバ管理も可能。今後は『Sun ONE』対応のミドルウェアやアプリケーションサーバなどが順次対応する予定だ。
おもな仕様は以下のとおり。
- CPU……Pentium III-1.4GHz(最大2基)
- HDD……最大216GB(Ultra160 SCSI 10000RPM 72GB×3)
- メモリ……最大6GB(PC133 SDRAM×6)
- リムーバブルドライブ……フロッピー/24倍速CD-ROMコンボドライブ
- ネットワークポート……10/100BASE-TX×2
- PCIスロット……フルサイズ・ノーマルプロファイル×1、ハーフサイズ・ロープロファイル×1
『Sun LX50』の製品ラインナップと価格は以下のとおり。
- CBT-L1FH36VSLM/CBT-S1FH36VSLM
- CPU……Pentium III-1.4GHz×1
- HDD……36GB
- メモリ……512MB
- OS……Sun Linux 5.0(CBT-L1FH36VSLM)/Solaris 8 2/02 Intel Platform Edition(CBT-S1FH36VSLM)
- 価格……41万9000円
- CBT-L1JK72VSLM/CBT-S1JK72VSLM
- CPU……Pentium III-1.4GHz×2
- HDD……72GB
- メモリ……1GB
- OS……Sun Linux 5.0(CBT-L1JK72VSLM)/Solaris 8 2/02 Intel Platform Edition(CBT-S1JK72VSLM)
- 価格……64万4000円
- CBT-L1JL36VSLM/CBT-S1JL36VSLM
- CPU……Pentium III-1.4GHz×2
- HDD……36GB
- メモリ……2GB
- OS……Sun Linux 5.0(CBT-L1JL36VSLM)/Solaris 8 2/02 Intel Platform Edition(CBT-S1JL36VSLM)
- 価格……79万4000円
製品の出荷は、『Sun Linux 5.0』インストールモデルが9月上旬、『Solaris 8 Intel Platform Edition』バンドルモデルは10月上旬となる。