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sora T20(PDR-T20)

sora T20(PDR-T20)

2002年08月19日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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sora T20(PDR-T20)

東芝

オープンプライス

東芝のコンシューマ向けデジタルカメラ「sora」のシリーズ第2弾「sora T20」は、縦型のスリムなボディに光学2倍ズームとタッチパネル付き液晶モニタを搭載した200万画素機だ。

スタイリッシュボディと
タッチパネル操作

縦長 横置き正面
写真1 本機は「縦長」のカメラなので、正しくは縦に置く。上面にはあるのがストラップ取り付け金具で、同梱のネックストラップには小さなスタイラス(ペン)が付いている。写真2 本文とはやや表現が異なるが、横置きにした本体正面。フラッシュ部はレンズカバーを開けると自動的にポップアップし、レンズカバーを閉じるまでは押し込んでもロックされない。

 同社の従来機「sora T10(PDR-T10)」との大きな違いは、T10が単焦点オートフォーカスレンズだったのに対し、sora T20では光学2倍ズームレンズを搭載する。撮像素子はどちらも同じ1/2.7インチ有効201万画素CCDだ。
 ボディ形状は、T10は正方形に近い正面フォルムだったが、T20はソニーの「Cyber-shot Pシリーズ」に似たスリムな長方形となった。一見すると、Cyber-shot Pシリーズやミノルタの「DiMAGE F100」などのように“横長”と表現したくなるが、T20ではカタログ上でも54(W)×29.5(D)×108(H)mmとあるように“縦長な製品(写真1)”であり、ボディ表面のロゴなどもストラップ取り付け金具がある面を上にした状態で正しく読める向きとなっているので、本記事中でもシャッターボタンがある面を右側面とする。ただし、こうしたデザインにもかかわらず液晶モニタに表示されるメニューや文字/アイコンは全てシャッターボタンのある面が上となる(つまり横長として持つ)ように表示されるなど、デザインコンセプトに矛盾が感じられる部分もある(写真2)。

右側面
写真3 “本体右側面”にあたるシャッターボタンのある面。電源スイッチをシャッターボタン側にスライドさせて電源のON/OFFを行う。
 本体前面にあるレンズカバーを下方向にスライドするとレンズが現れるが、電源スイッチとは連動しておらず、撮影の際にはレンズカバーを引ききってから右側面にあるレバーをスライドさせると電源が入ってレンズが伸長する(写真3)。レンズカバーをフルオープンにしていない状態で電源をONにすると警告が表示され、再生モードで電源が入る。また、撮影モードのままレンズカバーを閉めようとすると警告表示とともにレンズの沈胴動作が始まるが、そのままレンズカバーを手で閉めようとするとレンズ鏡胴部の側面に当たってしまう。レンズカバー&沈胴式レンズの組み合わせのデジタルカメラの多くは鏡胴部が歪むのを防ぐため、レンズが沈胴しきるまでレンズカバーをロックする機能が付いているが、これを搭載していないT20はやや不安を感じる。また、レンズカバーをスライドさせると同時にロックが外れてフラッシュがポップアップし、レンズカバーを閉めてからフラッシュを指で押し込んで固定するという方式だが、フラッシュを使わないときも出たままというのもあまりスマートな方式ではないだろう。



底面
写真4 底面(グリップ部の面)のカバーを開けるとリチウムイオン充電池とSDカードの挿入部が現れる。スロット部の上に見えるのがUSBインターフェイス。本体左側面には三脚孔はなく、鏡面仕上げのパネルとDC入力端子があるのみだ。

背面
写真5 液晶モニタに表示される画面を基準にするとこの向きとなる。右上にあるのがカーソルキー。液晶部の左には3つのタッチ式スイッチが並ぶ。モニタに表示しているのは撮影時ステータスで、画面右にあるT/Wの文字をタップすればズーム動作となる。

 背面にはスティック状のカーソルキーと再生/撮影モード切替スイッチ、液晶モニタと3つのタッチ式スイッチ(2つのメニューアイコンとゴミ箱アイコン)があるのみだ。カーソルキーは十字方向+押し込むことで決定機能となる5WAYで、撮影時にはズームレバーとしても利用する(写真5)。

アイコンメニュー
写真6 アイコン中心のメニューはT10と同様で、A(プログラムオート)のほかさまざまな撮影モードを液晶モニタのタップだけで選択できる。上は撮影モードの選択、下は記録画素数(クローバー)やISO感度、ホワイトバランスの設定を行なう画面。

 T10では、タッチパネルの液晶モニタでメニューやアイコンをタップすることでほとんどの操作ができるのが大きな特徴だったが、T20でもこの機能は継承され、さらに進歩している。画面上に表示されるアイコンがさらに増え、画面内に表示されるT/Wのアイコンをタップすればズーム操作も行えるようになった(写真6)。

ペイント
写真7 ペイント機能でのメニュー。15色のインクと3種類の筆の太さで画面に描画できる。
 大きな進歩としては、T10では液晶画面を3×3の9分割した部分でしかタップ位置を検出しなかったのに対し、T20ではかなり細かい位置検出を行っている点だ。その代表的な機能が「ペイント」で、これは撮影画像にペンで絵やッ文字などを描画し、別ファイルとして記録するというものだ(撮影時は最大16500×1200ドットだが、ペイントによる加工後の画像ファイルは640×480ドットに縮小される)。ペイントの最も細かいペンで描画した線が4×4ドットであることから、タッチパネルの解像度(分解能)は160×120ドット前後であると思われる(写真7)。
 ペイントの際には15色のインクと3タイプの太さの筆、消しゴム、塗りつぶし機能などが利用でき、実際に使ってみるとけっこう面白い(撮影サンプル1、2)のだが、たいていのデジタルカメラユーザーが別にPCも持っていることを考えれば、どれほど実用的な機能かはやや疑問が残る。タッチパネルによる操作自体は使いやすく、各種機能を画面をタップしてゆくだけで選べるのは初心者にとっても利用しやすいだろう。

撮影サンプル1&2ペイント操作で文字を書いたのち保存した画像。元画像は1200×1600ドットだが、ペイント処理後は自動的に480×640ドットにリサイズされる。

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