デジタルカメラらしくなった操作系
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写真4 背面は液晶モニタを中心にボタンとカーソルが左右に並ぶ。上部にあるサブダイヤルやAE/AFロックボタンなどの操作は銀塩カメラを継承する。 |
D100では、上面の左側にある「ファンクションダイヤル」で撮影モード(マニュアル露出/絞り優先/シャッター速度優先/プログラムオート)のほか、ISO感度/ホワイトバランス/画質(記録サイズと圧縮率)/測光モードを選択できる。いわば、デジタルカメラならではの機能でも撮影の際に重要な項目は表に出されたことになる。画質やホワイトバランスは背面の液晶モニタ左横にあるボタンを使ってメニューを呼び出しても設定可能だが、撮影の際に利用する機能がワンタッチで変更可能なのはD1シリーと比べても使いやすい(写真4)。
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写真5 左側面にあるラバーのカバーを開けるとインターフェイス(上からDC入力、ビデオ出力、USB)が現れる。フラッシュ同期端子は用意されていない。 |
一眼レフの使い勝手を左右するファインダ内表示を見ると、下部に露出/露出補正の表示や撮影可能コマ数、合焦/測光表示など、整理された情報が一列のLEDで表示されており、見え方はなかなか良い。フレーム内には十字型の5点のフォーカスエリアが表示され、合焦時にピントが合った箇所が赤(周囲が暗い時)もしくは黒く(周囲が明るい時)変化するが、被写体の明るさによっては少々見づらい。
面白い機能として、ファインダ内に格子線(4×4メッシュ)を表示する機能がある。同様の機能は、銀塩カメラやD1シリーズではフォーカシングスクリーン(ミラーの真上にある)をメッシュ付きのものに交換することで実現しているが、D100では液晶の透過/不透過で行うため、メニューで設定項目を変更するだけでON/OFFできる。しっかりと水平/垂直を出したり構図を決めるのに重宝する機能だけに、簡単な操作で利用できるのはありがたい。
