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玄人志向のマザーボードが登場、一挙4製品が販売開始!

2002年08月13日 22時13分更新

文● 水野

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玄人マザー

 拡張カード類から始まり、ペリフェラル、さらには周辺機器にまで商品展開を進めている玄人志向が、ついに基幹パーツといえるマザーボードに進出してきた。“i845E”チップセットを採用した「PX845E」、“i845G”チップセットを採用した「PX845G」、“SiS650GX”チップセットを採用した「PM650GX」、“Apollo KT333”チップセットを採用した「KX333+」の4種類で、パッケージに「玄人志向 with Albatron」とあるように、Albatronから製品供給を受け玄人志向ブランドで販売するという形態を取っている。



PX845E
PX845G

 “i845E/G”チップセットの「PX845E」「PX845G」は同じ型番のAlbatron製品と同内容。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、DIMM×3で、6ch出力対応AC'97コーデックをオンボードで搭載する。FSBは100~248MHzまでで1MHz刻み、VCoreは1.100V~1.850Vで0.025V刻み、AGP供給電圧は1.5/1.6V、DIMMスロット電圧は2.5/2.6/2.7/2.8Vでそれぞれ設定可能となっている。メモリクロックはFSB×2のほかFSB×2.66設定も可能となっており、FSB133MHzのCPUと組み合わせて177MHz(DDR 354MHz)に設定できることも同じだが、保証外ということでパッケージのステッカーでうたわれているのはDDR 266MHzまで。
 価格は「PX845E」がクレバリー1号店で1万480円、フェイスで1万700円。「PX845G」がクレバリー1号店で1万1800円、フェイスで1万2270円となっている。



PX845E本体 PX845G本体
左:PX845E、右:PX845G。見分けが付きづらいことも含めてAlbatron製品と変わらず
マニュアル クイックガイド シルク印刷
マニュアルはAlbatronそのまま、ロゴも隠されていない
PM650GX PM650GX本体

 “SiS650GX”チップセットの「PM650GX」も、Albatron製品と同型番。MicroATXフォームファクタを採用し、拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1、DIMM×2。このうちAGPスロットは、“SiS650GX”チップセットということで“DVO”(Digital Video Out)はサポートされず、“ADDカード”は使用不可。FSBは100MHz(Quad Pumped 400MHz)までの対応となっている。価格はフェイスで8700円。



KX333+ KX333+本体

 “Apollo KT333”チップセットの「KX333+」は、Albatron型番では「KX400+」にあたる製品。型番が示すようにはじめてPC3200(DDR400)対応をうたったことで話題を呼んだ製品だが、マニュアルには一切説明はなく、代理店のウェブサイトでも一部ベンダ製モジュール以外は動作保証なしとされ物議をかもしたのは記憶に新しいところ。そのためか今回の玄人志向版では型番が変更され、パッケージに貼られたラベルでは対応メモリが“DDR333”になっているなど、PC3200(DDR400)に関わる表記が見られなくなっている。ただし、マザーボードのシルク印刷は「KX400+」のままではあるが……。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1、オーバークロック設定に関してはマニュアルに設定可能との記述があるのみとなっている。価格はフェイスで9270円。



マニュアルより KX400+?
製品名にもマニュアルにもPC3200(DDR400)の記述はなし。しかしボードのシルク印刷には「400」の文字が残る
低価格

 玄人志向からは、ケースなら「SEIGI-2GOU」(生技弐號)「BOUJINKUN」(防塵君)がすでに登場している。モニタとCPUを除けば、玄人志向製品で1台PCを組むということも可能になったわけだ。もともと低価格のAlbatron製品に対しさらに安価になっているのも見逃せない。



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