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今月中に登場?突然、RADEON 9700搭載カードのサンプル品が出現!

2002年08月11日 00時00分更新

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赤い基板のATI純正品

 ATI Technologiesが7月中旬に発表した次期ビデオチップRADEON 9700搭載のビデオカードがアキバのショップに展示されはじめた。すでにATIは8月上旬にプレス発表を国内行っており、その時の内容はこちらの記事に詳しいが、RADEON 9700はDirectX 9とAGP 8xに対応したハイエンドチップだ。



基板裏面 インターフェイス
基板裏面インターフェイスはD-Sub15ピン/ビデオ出力/DVI出力
メモリ 4ピンの電源コネクタ
メモリはSamsung製BGAパッケージ4ピンの電源コネクタを搭載
外部電源をとるためのケーブルが付属 T-ZONE.PC DIY SHOPのポップ
必須かどうかは不明だが、外部電源をとるためのケーブルが付属するというT-ZONE.PC DIY SHOPのポップ
PRボード
AMDのイベント会場に掲示されていたPRボードデモの様子

 今回、T-ZONE.PC DIY SHOP店頭に展示されたのは同チップを搭載した赤い基板のATI純正のサンプル品でメモリは128MB。試作段階であるとは言うものの登場したのは動作可能なバージョンであり、同じく中央通り沿いで開催されていたAMDの自作イベント会場では実際にデモを行っていた。
 従来のRADEON 8500、RADEON 9000搭載カードと比較して分かるのは、メモリがBGAパッケージになっている点、チップを覆うヒートシンクがひとまわり大きくなっている点だ。また、代理店のASKによると、(必須かどうかは不明だが)電源コネクタが標準で装備されるとのこと。また、コアクロックは300MHz以上、メモリクロックは300(DDR600)MHz以上とアナウンスされていたRADEON 9700だが、今回のバージョンで搭載してきたメモリはSamsung製で最高350MHz動作可能と思われるもの。製品版がどうなるかわからないが、かなりの高速化が期待できそうだ。

 なお、基板には“A12”ナンバーをふったシールを確認でき、市場に登場する日も遠くないことがわかるが、代理店によると今月末までには発売されるではないかとのことだ。気になる性能についてだが、「Ti4600より速くなくてはいけない」とのことで完成前の公開にはかなり慎重になっており、ベンチマークプログラムを確認することはできなかった。ちなみに、第1弾はPowerColorから登場するのではないかとの情報も入ってきている。



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