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Thoroughbredコア搭載のモバイルAthlon?それとも省電力版?

2002年08月10日 00時00分更新

文● Jo_kubota

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パッケージはAthlon XP 2200+と全く同じ。今回登場したパッケージは茶色となっている。モバイルAthlon XPは緑という噂もあるが、真偽は不明
OPN(Ordering Part Number)はAXMD1500FQQ3B
裏面もAthlon XP 2200+と同じようにキャパシタはなく、すっきりとしている

 ThoroughbredコアはAthlon XP 2200+が登場した後、それに続く製品が全く市場に出て来ないまま、ThoroughbredコアのモバイルAthlonかと思われるCPUが登場した。
 OPN(Ordering Part Number)はAXMD1500FQQ3Bとなっており、最初の"A"はAthlonファミリ、続く“X”はデスクトップ向けのAthlon XPを表すが、“MD”のついての情報は今のところない。今までのAthlonやDuronファミリのネーミングから推測するに、Mobile Desktopという解釈も可能だが正確な情報は不明だ。モデルナンバーは1500+であり末尾の“B”によりFSB200MHzであるため実クロックは1.3GHzと思われる。モデルナンバーに続く"F"は形状を表すものだが、今までは“D(OPGA)”だった。見た目には変わりないので恐らくはThoroughbredコア用のパッケージを表すものだろう。続いて電圧は“Q”となっているが、こちらの情報は全く不明。モバイルAthlon XPとなれば、Athlon 4でも採用される省電力機能“PowerNow!”に対応し電圧を動的に変えることが可能。しかし6月末に登場した省電力版Athlon XPの後継となれば“Cool'n'Quietテクノロジ”に対応し電圧を固定したまま動作クロックのみを変更できる仕様となる。
 温度上限の“Q”は公式な資料にはないものの、AMDに近い情報筋によると80℃のようだ。なおL2キャッシュは従来通り256KBとなっている。

 モバイルAthlon XPなのか、それとも省電力版Athlon XPなのか謎の残るサラブレッドコアの1500+だが、1500+のCPUとして見れば間違いなくもっとも消費電力の低いCPUだろう。もちろん既存のマザーボードで動作するかどうかも不明なため、人柱度はかなり高い。それだけに注目度も高く入手は難しいかも知れない。価格はUSER'S SIDE本店で2万2800円。

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