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プレクスター、最大48倍速書き込みのCD-R/RWドライブ『PLEXWRITER 48/24/48A』を発売

2002年08月08日 00時18分更新

文● 編集部 内田泰仁

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プレクスター(株)は7日、CD-R書き込みが最大40倍速、CD-RW書き換えが最大24倍速、CD読み出しが最大48倍速の内蔵型CD-R/RWドライブ『PLEXWRITER 48/24/48A』を発表した。価格はオープンプライスで、編集部による販売予想価格は1万9000円前後。製品出荷は9月上旬の予定。

『PLEXWRITER 48/24/48A』

『PLEXWRITER 48/24/48A』(PX-W4824TA)は、ATAPIインターフェース(UltraATA/33)対応の内蔵型CD-R/RWドライブ。同社では、24倍速以上の書き込み速度を持つドライブでは“ゾーンCLV方式”による書き込みを採用していたが、本製品では初めて“CAV方式”による書き込みを行ない、20倍速で書き込みをスタートして、外周部分で48倍速になる。また、これまでのドライブにも搭載されていた“PoweRec”は、CAV方式に対応するべくバージョンアップされており、

  • メディア品質のチェック
  • 書き込み速度が1倍速上昇するごとにライトストラテジーをリアルタイム調整
  • 再生時間にして1分相当の領域を書き進むごとにレーザーパワーをリアルタイムに調整
  • ドライブ内部の温度を監視し、温度変化によってレーザーパワーを調整

といった最適化処理を行なっている。なお、品質上の問題で48倍速での記録ができないメディアを利用した場合は、20~24/32/40倍速の“パーシャルCAV方式”で書き込みを行なう。CD-RW書き換えは、新たに策定されるCD-RW規格“Ultra Speed CD-RW”に対応し、20~24倍速のパーシャルCAV方式で記録する。また、次期Windowsでサポートされる予定の次世代パケットライト規格“CD-MRW”(Mt.Rainier:マウントレイニア)にも対応する。

CD読み出しは標準では最大40倍速だが、メディア未挿入状態でイジェクトボタンを3秒以上押すことで、最大48倍速読み出しが可能になる“SpeedRead”機能が装備されている。これは、最大48倍速・メディア回転速度9700rpmという高速状態で長時間使用した場合、メディアの状態(傷や直射日光による劣化など)によっては破損の可能性があるという実験の結果が出たため、安全および品質を重視して付けられた機能だという。また、ランダムアクセス時のアクセスタイムは平均65msに高速化されている。

このほか、書き込み時のレーザー出力を±2段階で調節できる“VariRec”機能や、レーザーの乱反射を防止するブラックディスクトレイ、ドライブの自己診断機能などが従来製品に引き続き採用されている。バッファーメモリは4MB、本体サイズは幅146×奥行き190×高さ41.3mm、重量は1kg。ライティングソフトは『Nero Express』『InCD』が付属する。

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