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アルプス社、地図アプリケーション開発キット『ProAtlas XD』を発売

2002年08月06日 17時57分更新

文● 編集部

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(株)アルプス社は5日、電子地図ソフト“プロアトラス”シリーズの主要機能を、ユーザーが独自に開発するアプリケーションに組み込むための地図アプリケーション開発キット『ProAtlas XD』を9日に発売すると発表した。価格は問い合わせとなる。併せて米マップインフォ社の分析ツール『MapInfo Professional 7.0』『MapInfo Discovery』の販売を開始すると発表した。

『ProAtlas XD』は、基幹/営業支援/マーケティングなどのシステムに地図連携機能を搭載するための開発キット。住所(文字列)による顧客や施設などのデータベースと地図を組み合わせた管理システムや、緯度/経度の情報と地図を組み合わせた移動体管理システムなどの構築も行なえるという。6月に発売した地図ソフト『プロアトラスW』が搭載している“全国2.5万詳細図での地図表示”“番地号レベルピンポイント住所検索”“緯度経度から住所文字列検索“などの最新の機能を利用することもできる。製品は、地図描画コントロール『GeoDrive.ocx』、住所検索コントロール『GeoCoder.ocx』、緯度経度→住所文字列検索コントロール『Sokodoko.ocx』などで構成される。対応OSは、Windows XP/2000/98/NT 4.0で、対応する開発環境は、Visual Basic 5.0/6.0 Visual C++ 5.0/6.0。

地図データと住所検索データは都道府県ごとにデータ供給を指定できるという。また、開発したアプリケーション(地図データと検索データを除く)は開発者の著作物として再配布可能で、再配布のライセンスは不要。ただし、地図データの利用にはライセンス許諾が必要となる。

マップインフォ社製分析ツールの販売も開始

併せて、位置情報を利用して分析を行なうための米マップインフォ社のツール『MapInfo Professional 7.0』と、MapInfo Professionalで情報を共有するための拡張ツール『MapInfo Discovery』の販売を開始すると発表した。『MapInfo Professional 7.0』の価格は34万8000円から(1ユーザー)で、9月10日に、『MapInfo Discovery』を69万8000円(1CPU)で、9月末に発売する。セット製品も用意するという。

『MapInfo Professional 7.0』は、日本標準の測地系“日本測地系2000 (JGD2000)”に標準で対応した分析ツールで、顧客の住所、店舗の立地場所、サービス/セールス領域などのロケーション情報を利用して、顧客の購買パターンや競合他社による影響などを視覚的に表現できるのが特徴。Oracle Spatial 8.1.6/8.1.7、Oracle 9i/9i Locatorに対応しており、Microsoft SQL Server 7.0/2000、Microsoft Access 2000をサポートする。対応OSは、Windows XP/2000/NT 4.0(SP6以降)/98。

『MapInfo Discovery』は、『MapInfo Professional 6.5』以降のソフトによる分析結果をウェブブラウザーを利用して共有するため拡張ツール。対応OSは、Windows NT Server(SP6以降)/2000/XPで、サーバーソフトとして、IIS、FTP Serverが必要。

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