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待望の一品?! 初のUSB2.0接続USBメモリが発売、IBM製

2002年08月01日 21時25分更新

文● 小磯

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IBM 128MB USB2.0 Memory Key

 手軽なストレージデバイスとして静かなブームを迎えているUSBメモリ。大容量化も盛んで、今では1GBを実現したものすらある状況だ。その際に壁として立ちはだかってくるのはUSB1.1の12Mbit/秒という転送速度で、64MB超級ともなるとデータ転送にはかなりの時間がかかってしまう。このため大容量のUSBメモリについてはUSB2.0対応が待ち望まれていたのだが、今回ついにUSB2.0対応製品の販売が始まった。第1弾となったのはなんとIBM製品だ。



パッケージ
認識
IBMロゴ入りストラップ

 ThinkPad/NetVista向けのオプション品として店頭に並んだのは「IBM 128MB USB2.0 Memory Key」(型番:22P8998)という、そのままの名前の製品。USB1.1接続時の転送速度が書き込み250KB/秒、読み出し500KB/秒であるのに対し、USB2.0接続時にはそれぞれ750KB/秒、1.5MB/秒へと、3倍に跳ね上がっている。規格はもはや標準となっているUSBストレージに対応しており、Windows Me/2000/XPではPCに接続するだけで利用可能。Windows 98環境下では、同梱のCD-ROMからドライバをインストールすればUSB2.0デバイスとして認識される。あくまでIBM製PC用オプション品という扱いのため、自作PCや他社製ノートPCでの動作保証はいっさいないが、その仕様上、相性問題が発生する可能性は限りなくゼロに近く、この点は安心していい。

 サイズは18(W)×64(L)×8(H)mmで、同容量のUSBメモリと比較して小型であるうえ、黒地に“IBM”の文字が刻まれた本体はなかなかオシャレ。ネックストラップ、さらに簡易セキュリティソフトも同梱して価格は若松通商PS/PLAZAで1万6800円となっている。USB1.1対応製品の中には容量128MBで1万円を割り込んだものも複数流通しており、その意味ではやや割高だが、USBメモリを愛用していればしているほど、USB1.1接続と比べて3倍高速なUSB2.0対応モデルは魅力的に映ってくるだろう。



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