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ナナオ、デジタルビデオ制作システム“EIZO MediaDirector”2機種を発売

2002年08月01日 20時04分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは1日、Pentium 4と850Eチップセットを搭載し、フロントアクセスを考慮した専用筐体を採用したパソコンをベースに、独自開発のナビゲーションソフトなどを組み合わせたデジタルビデオ制作システム“EIZO MediaDirector”シリーズとして、『EIZO MediaDirector GP6000-A』と『EIZO MediaDirector GP9000-A』を発売すると発表した。発売日は、GP6000-Aが8月20日で、GP9000-Aが9月20日。価格はオープン。編集部による予想販売価格はGP6000-Aが68万円前後、GP9000-Aが98万円前後。

“MediaDirector”
“MediaDirector”

『EIZO MediaDirector GP6000-A』は、Pentium 4-2.0AGHzと850Eチップセットを採用し、256MBのRDRAM、80GBのHDD(Ultra ATA/100)、CD-R/RW&DVD-RWドライブ(CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き換え4倍速/DVD-R書き込み2倍速/DVD-RW書き換え1倍速/DVD-ROM読み出し6倍速/CD-ROM読み出し24倍速)のほか、ビデオ編集向けに、デュアルディスプレー(DVI&アナログRGB)対応のMtrox Millennium G550グラフィックスカード(32MB DDR SDRAM)と、カノープス(株)のリアルタイムビデオ編集システム『DVStorm-RT』を搭載したのが特徴。同社のデジタルビデオ編集用ジョグコントローラー『EIZO DC-1』も標準で装備する。インターフェースのうち、DV(IEEE1394/i.LINK 6ピン)端子、アナログビデオ/オーディオ端子、USB 1.1をフロント部に装備し、マイク、フロント音声入力、スピーカー/ヘッドフォンの音量調整もフロント部アナログボリュームで行なえる。アナログビデオデッキやビデオディスプレーの常時接続を考慮して専用AV接続端子は背面部に装備している。背面部にはUSB 2.0×2、赤外線リモコンユニット用コネクターなども装備する。そのほか本体にはステレオスピーカーも内蔵する(2W+2W)。電源はAC100Vで消費電力は約110W(最大約140W)。本体サイズは幅211×奥行き531.5×高さ484mm、重量は約14.0kg。

ソフトは、編集用にカノープスの『Canopus StormEdit』、アドビシステムズ社の『Adobe Premiere 6.0』を搭載するほか、作業フローをグラフィカルに表示し、必要なアプリケーションを直接起動することもできる編集作業支援ソフト『EIZO Navigator』、アフレコ用ソフト『EIZO Narrator』、アナログビデオデッキやTV/ディスプレーをパソコンのデスクトップからコントロールできるバーチャルリモコンソフト『EIZO Manipulator』、音声レベルメーターなどが付属する。プレインストールOSはWindows XP Professional。

『EIZO MediaDirector GP9000-A』は、Pentium 4-2.40BGHzを採用し、メモリーを512MBにするとともに、約40GB(Ultra ATA/100)のHDDのほか、着脱式ハードディスクシステムとして、約120GB(Ultra ATA/133)を装備し、MPEGハードウェアエンコードカード『Canopus StormEncoder』とアダプテック社製SCSIカード『SCSI Card 29160』を搭載した上位モデル。そのほかの基本仕様や付属するアプリケーションはGP6000-Aと同等。消費電力は約11W(最大175W)。本体重量は約15.5kg。

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