(財)日本気象協会(JWA)と(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは30日、ブロードバンドに対応した防災気象情報サービス“tenki.jp”に、リアルタイムの気象レーダー画像と天気予報の無料動画配信を同日付けで追加すると発表した。
tenki.jpでは、天気予報やアメダス実況、注意報/警報、台風情報などの緊急情報、気象衛星『ひまわり』の画像(可視/赤外/水蒸気など)を提供しており、今回、新たに日本各地の現在の降雨量を地域ごとに高精細なカラー写真画像として提供する“リアルタイムレーダー画像”や、JWA気象予報士が画面上に登場して、気象概況や週間天気予報を解説する天気予報“ストリーミング週間予報”の提供を開始する。広告収入によりサービスを提供することから、コンテンツは無料で提供するという。
“リアルタイムレーダー画像”の画面。ブロック単位で拡大表示が行なえる |
“リアルタイムレーダー画像”は、全国20ヵ所にある気象庁の地上レーダーが測定する日本各地の現在の降雨量を10分間隔で提供するサービス。全国を北海道、東北、関東・中部、近畿・中国・四国、九州、沖縄の6ブロックに分割して表示し、各ブロックを拡大表示することができる。“ストリーミング天気予報”は、主要都市14ヵ所の翌日の天気や週間予報を、JWA気象予報士が『ひまわり』の画像を利用して、生活やビジネスシーンでの予報利用術などを約2分間程度で解説するサービス。月曜日から金曜日は毎日午後3時から4時に更新する。閲覧には『Windows Media Player』が必要。
“ストリーミング天気予報” |
サービスの開始に伴い、tenki.jpのトップページや台風情報などのの緊急情報のコーナーに広告枠を設け、広告掲載を開始するという。また、今後は、JWAが紙媒体で限定配布していた『気象カレンダー』やPR誌『JWAインフォメーション』をPDFファイルとしてウェブで公開するほか、防災リンク集なども提供する予定としている。