このページの本文へ

マイクロソフト、セキュリティーに関する取り組みについて説明

2002年07月29日 21時25分更新

文● 編集部 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

マイクロソフト(株)は29日、同社のセキュリティーに関する取り組みについて、報道関係者向けに説明会を行なった。

MS古川氏
説明を行なったマイクロソフトWindowsサーバー製品部シニアプロダクトマネージャの古川勝也氏

同社は、セキュリティー予防/対策のためのツールやテクノロジー、リソースをユーザーに提供するためのプログラム“Strategic Technology Protection Program”(STPP)の一環として、企業内ネットワークに導入することでセキュリティ修正プログラムをダウンロードできるようにする『Microsoft Software Update Services』(MSUS)を提供、また、『Windows 2000 セキュリティオペレーションガイド』といったドキュメントの公開も行なっている。MSUSは6月24日に無償提供が開始されたが、7月23日時点でのダウンロード総数は、6120サーバー/9260クライアントとなっている。現在、STPPに参画しているのはハードウェアベンダーやウイルス対策ベンダー等だが、同社は今後STPPをさらに推進するべく、セキュリティー専業ベンダーやSIの参画を呼びかけているという。

また同社は、STPPの一環として、26日付けで(株)ラックとセキュリティーに関し技術提携を行なうことで合意したと発表した。この技術提携は、米マイクロソフト社のテクノロジーおよび製品に、ラックのセキュリティー対策システムを組み込み、顧客システムの安全性向上の実現に向けて相互協力するというもの。

具体的には、ラックのコンピュータセキュリティ研究所がマイクロソフトの製品について脆弱性をいち早く発見して、実際的な脅威に対する検証を行ない、マイクロソフトと共同で対策を講じる。また、MSUSとラックのセキュリティーチェックシステム『SNSInspector』を組み合わせた独自のセキュリティーシステムを提供するという。さらに両社は企業経営者やシステム管理者向けに、セキュリティー対策の重要性や運用に関する無償セミナーを9月に共同開催するとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン