パーム コンピューティング(株)は25日、Palm OS 4.1日本語版を搭載したPDA『Palm m515 ハンドヘルド日本語版』を8月2日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は3万5000円前後。
『Palm m515 ハンドヘルド日本語版』と付属のクレードル |
『Palm m515 ハンドヘルド日本語版』は、“Palm m500”シリーズの最新モデルで、従来機種に比べて、フロントライトを明るくするなど液晶パネルの視認性を向上させたほか、実装するメモリーを2倍の16MBに増やしたのが特徴。バックライトの明るさも3段階の調整が行なえるようになった。また、スタイラスにより文字入力を行なうための“グラフィティエリア”も広くなっている。
従来製品同様、アドレス帳/スケジュール帳/To Doリスト/メモ帳/英和・和英辞書などの基本機能を搭載し、機能拡張用に、SDメモリーカード/マルチメディアカード(MMC)用スロットと“ユニバーサルコネクタ(Universal Connector)”の2つを装備する(デュアルエクスパンション)。CPUは、米モトローラ社のDragonBall VZ-33MHz、メモリーはRAMが16MB、ROMが4MBで、OSはPalm OS 4.1 日本語版を搭載する。液晶ディスプレーは、160×160ドット6万5000色表示のカラーTFT。インターフェースはシリアル、赤外線、USB 1.1、ユニバーサルコネクタ、SD/MMCスロット。
電源は充電式のリチウムポリマー電池で、通常の使用方法では2週間程度利用できるという。本体サイズは幅79×奥行き13×高さ114mm、重量は139g。USB HotSyncクレードル(電源付き)とスタイラスが付属する。パソコン用のソフト『Palm Desktop』の対応OSは、Windows 98/98 SE/NT 4.0/2000/Me/XP、Mac OS 8.6~9.x、Mac OS XではPalm Desktopの最新のダウンロードが必要。
アプリケーションとして、WordとExcelのファイル作成や表示、PowerPointのスライドの閲覧ができる米DataViz社の統合ソフト『Documents To Go Professional Edition 4.0』や、ビデオクリップや静止画の表示/保存が行なえる米ロキシオ社の『PhotoSuite Mobile Edition 2.23』などが付属するほか、新たに(株)ジャストシステムの日本語入力ソフト『ATOK for Palm』と、松下電器産業(株)の日本語入力支援ソフト『楽ひら 1.2P』がボーナスソフトとして同梱される。