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PC3200(DDR400)公式対応チップセット“P4X400”搭載マザーがVIAからデビュー!

2002年07月24日 21時31分更新

文● 小磯

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 史上はじめてPC3200(DDR400) DDR SDRAM公式サポートのチップセットを搭載するマザーボードがVIAの純正品ブランド「VPSD」から登場。Pentium 4用の“Apollo P4X400”チップセット搭載製品「P4PB 400-L」が店頭に並んでいる。実売価格は1万4750円~1万5800円。



パッケージ パッケージ表記 店頭ポップ
シブいパッケージと“Overclock”などといった注釈のない“DDR400”の文字。店頭でもDDR400対応がうたわれている

PC3200(DDR400)、AGP 8x対応の最新チップセット
第2世代V-Linkで帯域幅は533MB/秒に

P4PB 400-L
「P4PB 400-L」
VT8754
North Bridge“VT8754”
VT8235
South Bridge“VT8235”
DIMMスロット
対応詳細不明のDIMMスロット

 Apollo P4X400はNorth Bridge“P4X400”(VT8754)とSouth Bridge“VT8235”からなるチップセット。搭載製品が販売されたのは今回がはじめてとなる両ブリッジチップによって、最近のトレンドとなるAGP 8x、PC3200(DDR400)、USB2.0といった機能をすべて搭載してきたのが最大の特徴だ。この中でも特に注目すべきは史上初となるPC3200(DDR400)のサポートで、200MHzのDDRで駆動して文字どおり3.2GB/秒の帯域を持つPC3200 DDR SDRAMによって、Apollo P4X400はFSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4対応のDDR SDRAMチップセットとしてはもっとも大きなメモリ帯域幅を持つことになる。システムバス帯域幅が3.2GB/秒となるFSB 100MHz(Quad Pumped 400MHz)版Pentium 4やCeleron利用時には、同じく3.2GB/秒のメモリ帯域幅を持つ“i850/i850E”チップセット搭載マザーボードと、レイテンシが短い分、同等以上のパフォーマンスを叩き出す可能性すら秘めていると言えるだろう。

 一方South Bridgeに目を向けてみると、VIA製品としてはじめてUSB2.0コントローラを内蔵したVT8235の存在も見逃せない。USB2.0は6chをサポート、またNorth BridgeであるVT8754との間は帯域幅が従来の倍となる533MB/秒へと拡張された第2世代V-Link「Double-Speed V-Link」によって結ばれている。

 現在のところ、PC3200(DDR400)はJEDECの正式な承認を受けておらず、対応をうたうメモリモジュールはいわゆるオーバークロック品しか確認できていない。このため対応が気になるところだが、VIAのコメントによると、Samsung製チップ“K4H560838D-TCC4”搭載モジュールではPC3200(DDR400)の動作が確認できているという。型番末尾の“4”からするとPC3200(DDR400)チップと考えるのが妥当であるものの、24日現在のところ当該チップはSamsung Electronicsのウェブサイトにある検索リストにはなく、搭載モジュールの存在も編集部では確認できていない。Samsungに近い筋によるとこのチップはすでに出荷されているとのことで、マザーボードの登場を契機に、今後姿を見せることになるかもしれないが……。



メモリ対応表記

 ここでP4PB 400-Lのマニュアルを見てみると対応メモリには「Supports up to 3GB of 2.5v DDR400(Limited)/333/266 SDRAM(PC3200/PC2700/PC2100)」と書かれているだけで、詳細についてはわからない。PC2700(DDR333) DDR SDRAMを、P4PB 400-Lが搭載する3本のDIMMスロットすべてに搭載できるかも現時点では不明だ。VIAでは、確認が取れ次第順次ウェブサイトで発表していくとしており、今後に期待したい。マニュアルのメモリ設定には、CAS Latencyの設定が1.5/2/2.5/3と、遅めの設定を許容する項目もあり、人柱にとっては試し甲斐がありそうだ。ちなみにメモリクロックは100/133/166/200MHzの4択で、詳細不明ながら非同期設定が行えると考えるのが妥当。



VIA製コントローラ

 拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1。VIA製のネットワークコントローラ“VT6105M”とVIA製の6ch出力対応AC'97コーデック“VT1616”をセットで搭載してきているのはさすが純正品といったところだろう。FSBは可変(設定範囲不明)で、VCoreは1.100~1.850Vの範囲を0.025V刻み、AGP供給電圧は1.5~1.8Vの範囲を0.1V刻み、DIMMスロット供給電圧は2.5~2.8Vの範囲を0.1V刻みで設定可能となっている。



同梱ブラケット
本邦初登場となったVIA製6chコーデックを利用し、同軸/光デジタル出力とアナログ6ch出力を可能にするブラケット。このほかUSB2.0端子を2つ持つUSBブラケットも同梱する

現時点では明らかに人柱向け
それでもコストパフォーマンスは抜群!?

 公式対応とは言いながら、現時点ではあまりにも不明な点が多いメモリサポートに不安を感じる人は少なくないだろう。それだけで十分に人柱向けの製品となってしまうのはやむを得ないが、一方で3.2GB/秒のメモリ帯域を確保できれば、かなりのパフォーマンスが期待できるのも間違いない。i845E/i845Gマザーボード全体販売価格の平均値程度の値段で、Rambusシステムに迫るかもしれない可能性もあるわけで、メモリ周りがはっきりとしてくればおもしろい存在になりそうだ。

24日現在の価格情報
価格ショップ
\14,750OVERTOP
\14,800T-ZONE.AKIBA PLACE
\15,300コムサテライト2号店
\15,600コムサテライト3号店
\15,800高速電脳
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