ソニーマーケティングが、128MBのフラッシュメモリを内蔵したICレコーダ「ICD-S1」を7月21日に発売する。同社の既存のICレコーダICD-BPシリーズからデザインを大幅に変更、幅28mmと非常にスリムになり、全面アルミ製となっている。
パソコンとの連携で
音声データを有効活用
写真1 片手にすっぽり収まるコンパクトなICレコーダ「ICD-S1」。スリムなので片手でのボタン操作も楽に行える。アルカリ単4形乾電池を2本収納した状態で約65gと軽量。 |
パソコンにUSBで接続することで、さらにICD-S1の活用の幅を広げることが可能になる。接続キット「ICKIT-W7」(別売5500円)に同梱されているソフト「Digital Voice Editor」は、
- ICD-S1で録音した音声データをPCのHDDに保存
- 音声データの分割/結合
- PC側のMP3/WaveファイルをICD-S1用フォーマットに変換してICD-S1に転送
などの機能を持つ。ICD-S1には、音声データ以外のファイルも保存できるので、PCのポータブルストレージとしても活躍しそうだ。音声認識ソフト(別売)とシームレスに連携して音声データをテキストに自動変換することも可能だ。対応する音声認識ソフトは「DragonSpeech Select Ver.6.0」(アスキーソリューションズ)と「ViaVoice with ATOK15」(日本アイ・ビー・エム)。
画面1 「Digital Voice Editor」を使うことで、PCとICD-S1の相方向のファイルのやり取りが可能になる。音声データの分割、結合の編集機能も装備する。対応OSは、Winodws XP/2000/Me/98/98 SE。 |
写真2 本体側面には、USBとACアダプタのジャックが配置されている。PCとの接続は専用のUSBケーブルが必要で、パソコン接続キット「ICKIT-W7」に同梱される。 |
ICD-S1の主なスペック | |
製品名 | ICD-S1 |
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録音時間 | SP17時間47分、LP47時間26分 |
フォルダ数 | 3 |
最大ファイル数 | 297個(1フォルダに付き99個) |
内蔵機能 | マイク/録音日時表示/録音レベル&電池残量表示 |
入力端子 | マイク(イヤホン出力兼用) |
ビデオ/音声出力信号 | S-Video(兼コンポジット)×1/ミニジャック |
電源 | 単4乾電池×2、ACアダプタ「AC-E30L」(別売) |
電池駆動時間 | 連続録音時 SPモード:約10時間、LPモード:約12時間 連続再生時 SPモード約12時間、LPモード:約13時間 |
本体サイズ | 28(W)×13.8(D)×116(H)mm |
重量 | 約65g |
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