カセットプレーヤほどのサイズに、外装はアルミ合金が採用され、コンシューマオーディオ製品らしいルックス。5GBのモバイルディスクに、128kbpsの5分間のMP3が1000曲あまり入る。デジタルプレーヤの真骨頂だ。 |
GIGABEATに付属する、リモコン付きヘッドフォン。 |
PCユーザーにとって頼もしい仕様のモバイル音楽プレーヤの誕生だ。
頼もしい理由その1 専用のCDリッピングツールが付属しない。
いまどきパソコンで音楽を楽しんでいる人が、なんらかのリッピングツールを持っていないとは考えにくい。新規の音楽管理ソフトに乗り換えるのもけっこう煩わしい。GIGABEATでは、リッピングやファイル管理は他のソフトにおまかせ。WindowsのExplorerに似たルックスの「TOSHIBA Audio Application」に、対応するフォーマットのファイルをドラッグ&ドロップでコピーするだけ、という単純な仕組みがうれしい。
その際に著作権保護のため音楽ファイルは独自の方式で暗号化され、.SATという拡張子が付く。.SATファイルからの複合化はできず、仮にコピーしても(他のモバイルディスクでも)再生できない。
記憶メディアには、PCカードとして使える1.8型HDD「モバイルディスク5GB」を採用。ディスクの挿入は下部から。右に見えるボタンは音量調節。 |
理由その2 ポータブルHDDになる。
PCカードタイプの1.8型HDD「モバイルディスク」はもともとポータビリティがあるが、さらに、USB2.0で外付けHDDとして接続したときのスピードが速い。GIGABEATをPCに接続するとUSBストレージとして認識され、通常のHDDと同様に扱える。USB接続時にはACアダプタの接続を要求されるが、試しにフル充電のときにファイル転送してみたら問題なく実行できた。あくまで非常用としてなら利用可能だろう。
バックライトのカラーはブルーに点灯。明るい場所では、ホログラフィックシートの効果で液晶が赤く点灯しているように見える。 |
内部をちょっとのぞいてみたら、アドバンストリチウムイオン充電池の容量は3.7V・2000mAhと、このサイズにしては大容量。連続再生時間は、カタログスペックで約18時間と長い。モバイルディスク5GBの実売価格が約4万5000円というのを考えても、GIGABEATの実売約4万9800円はかなり戦略価格といえるだろう。
「PCカード」は、モバイルディスク単体をPCカードスロットに差した場合。PIOモードになってしまうので、USB2.0書き込みのほうがはるかに速い。 |
GIGABEAT MEG50JSの主なスペック | |
製品名 | GIGABEAT MEG50JS |
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オーディオ形式 | MP3/WMA/WAV |
最大収録時間 | 約83時間(ビットレート128kbps時) |
連続再生時間 | 約18時間 |
表示画面 | ブルーバックライト液晶、160×120ドット/モノクロ |
インターフェイス | USB 2.0/1.1 |
本体サイズ | 72.5(W)×22.3(H)×112(D)mm |
重さ | 約235g(モバイルディスク含む) |
競合製品レビュー
クリエイティブメディア「NOMAD Jukebox 3」レビュー |