(株)ネットワールドは、米VMwareが開発している仮想マシンシステム『VMware GSX Server 2.0』を8月1日に発売する。
『VMware GSX Server 2.0』 |
『VMware GSX Server 2.0』は、新たにホストOSのPAE機能をサポートし、IA-32マシンで8GBまでのメモリを利用可能になったほか、仮想マシン管理用のCOMスクリプトAPIが提供されている。また、仮想マシン間で同一のSCSIディスクを共有するクラスタシステムを構築することも可能になっている。そのほかのおもな新機能は以下のとおり。
- Windowsホスト上での仮想マシン管理インターフェイスを改良
- NATをサポート
- 仮想マシンを特定のポイントでサスペンドし、同じポイントから繰り返しレジュームする機能を搭載
- 仮想マシンの電源状態を変更した際にスクリプトを実行する機能を搭載
- 現行の各種『VMware』シリーズから仮想マシンのマイグレーションが可能
おもな用途としては、企業のサーバ統合、ソフトウェア開発やテスト環境、教育用の環境などを想定している。
対応しているホスト/ゲストOSはLinuxとWindows。動作するハードウェア環境は以下のとおり。
- CPU……Pentium II以上
- HDD……Linuxホスト上では20MB+ゲストOSそれぞれに1GB以上
- メモリ……256MB以上
通常版の価格は、Windows版、Linux版ともに60万8000円。アカデミックパッケージはそれぞれ44万5000円となる。