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日立、静音水冷システムを搭載したハイエンドノート“FLORA 270Wサイレントモデル”を発売

2002年07月17日 18時48分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は17日、世界で初めて“静音水冷システム”を採用したというモバイルPentium 4-M-1.80GHz搭載ノートパソコン“FLORA 270Wサイレントモデル”の販売を同日付けで開始すると発表した。9月30日に出荷を開始する。カスタムメイドで販売し、推奨モデルの価格は34万1000円。

“FLORA 270Wサイレントモデル”“FLORA 270Wサイレントモデル”

“FLORA 270Wサイレントモデル”は、モバイルPentium 4-M-1.80GHzを搭載しながら、ファンを内蔵しておらず、駆動音を図書館並の30dB以下に抑えたのが特徴。冷却を行なう“静音水冷システム”は、冷却液タンク、ポンプ、水冷ジャケット、放熱板で構成されており、CPUで発生した熱を水冷ジャケットからチューブを経由して液晶ディスプレー背面の放熱板で逃がすようになっている。ポンプにはプラスチック製の超小型遠心ポンプ(寿命は4万4000時間)を採用し、水冷ジャケットの近くに実装されている。また本体と液晶ディスプレーの開閉部には、2万回以上の折り曲げ/ねじれに耐えられる難燃性フレキシブルチューブを利用。液晶パネルの高圧部とはプラスチックパーティションで遮断するなど、液漏れ対策も施されていることから通常のパソコンと同様に利用できるとしている。

放熱部分放熱は液晶ディスプレーの背面で行なう

推奨モデル『PC8NW4-HLF4H1AB0』の仕様は、1400×1050ドット表示が可能な15インチSXGA+液晶ディスプレー、ATI MOBILITY RADEON 7500(ビデオRAM 16MB)、モバイルPentium 4-M-1.80GHz、128MBメモリー(PC2100対応DDR SDRAM)、20GBのHDD(Ultra ATA/100)、24倍速CD-ROMドライブ、LAN機能を内蔵し、電源はリチウムイオンバッテリーで約2.5時間の利用が可能(JEITA測定法1.0)。本体サイズは幅326×奥行き257×高さ65mm、重量は約3.75kg。OSにWindows XP Professionalを搭載する。『PC8NW4-PLF4H1AB0』はOSをWindows 2000 Professionalにしたモデル。製品には3年間の無償補償が付属する。オプションで無線LANにも対応可能。

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