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小柄で安価なキューブ型Socket370ベアボーン「MiniQ」にi815モデルが登場

2002年07月16日 20時43分更新

文● 小磯

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MiniQ 314
「MiniQ 314」。前面は従来製品とまったく同じ

 ちょっと小柄で、グレーをベースにしたツートンカラーが特徴。しかも他社製品よりも安価な価格設定で、Socket370ベアボーン最後発ながら無難な滑り出しを見せているJetway製品「MiniQ」のバリエーションモデル「MiniQ 314」が店頭に並んだ。サイズやTualatinコア版CPUへ対応する仕様などベースは先に登場した「MiniQ 360」と同じだが、MiniQ 314ではIntel製チップセットを搭載し、オンボード機能にも若干の変化がある。



i815E B-Step&ICH2

 MiniQ 314に組み込まれているのは“i815E B-Step”チップセット搭載マザーボード「B614DF」。 MiniQ 360では他社製のマザーボードを採用していたのに対し、どうやらB614DFはJetway自社製のようで、それを裏付けるかのようにシステムプロテクトやデータバックアップなどの機能を持つJetway独自のBIOS機能“Recovery Genius”搭載のマークとなる“Anti Crush Design”ロゴシールをGMCHヒートシンク上に確認可能だ。



コントローラ 背面インターフェイス
Realtek製のネットワークコントローラとagere製のIEEE1394コントローラ従来製品とのインターフェイス比較。前面は従来と同じため、IEEE1394端子は1つのみ
組み立てマニュアル 販売中
丁寧な英語組み立てマニュアルは今回も同梱チップセットはi815E B-Stepとされているが、AGPスロットはなく、i815EGである可能性もある

 インターフェイスを見てみると、MiniQ 360ではD-Sub15ピンとSビデオ出力、アナログサウンド出力、ネットワーク接続といった極めてシンプルな外部インターフェイスを採用していたのに対し、今回のMiniQ 314ではSビデオ出力を省き、一方でagere製のIEEE1394コントローラを用意して本体背面にIEEE1394端子を確保した。FSB 100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能であるのを見るに付け、MiniQ 314の方が若干遊び心で勝っており、ドライブ類の拡張性が上がっている今回の製品により魅力を感じる人も少なくないだろう。価格はコムサテライト3号店で3万780円と機能分値上がってしまっており、MiniQ 360の値頃感は若干薄れている。

 なおJetwayのウェブサイトには、同じi815E B-Step搭載製品でネットワークコントローラを2つ搭載する、サーバ色の強いモデルもあるが、これは登場しないもよう。代わりに「Pentium 4対応モデルが登場予定。AGPスロットを搭載し、8月末頃を予定している」(Jetway関係者)という。



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