バイオノートの新シリーズ「バイオノートNV」は、Mobile Pentium 4ノートの中でもちょっと毛色の変わった製品だ。交換可能なベイを持つノートは珍しくないが、NVの「エンターテインメントベイ」は、その名の通りバラエティに富んだベイユニットが用意されていることが特徴となっている。今回はベイユニット全種類が付属する最上位モデル「PCG-NV99M/BP」を解説する。
Net MDやウーファユニットは
他製品にはない特徴
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| 写真1 大きな液晶と厚めのボディで「デカイ」印象を受けるバイオノートNV。オールインワンノートのFXシリーズより、エンターテインメント色の強いノートである。 |
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| 写真2 NV99Mに付属するベイユニット。左からコンパクトウーファ、Net MD、FDD、そして収納式テンキーユニット。Net MDとウーファは厚みがあるため、装着時はNV本体裏のスタンドを立てて使う。 |
「コンパクトウーファユニット」も面白いユニットだ。内蔵ベイに装着するだけで、音楽再生やDVD再生時により美しい音を響かせるようになる。Net MDとコンパクトウーファは他のノートパソコンにはない特徴であり、ノートパソコンで音楽を楽しみたいという人には魅力的な機能だ。ほかにスライド収納式の「テンキーベイユニット」も付属している。Excelのように数字入力を多用するアプリには、あるとうれしいユニットだ。
なお、Net MDベイユニットとテンキーベイユニットは、標準で付属しないモデル向けに単品でも販売される。価格はオープンプライスで、予想実売価格はそれぞれ2万7000円前後、5000円前後とされている。
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| 写真3 本体左側面。写真左側のコネクタ類はカバーで覆われている。左からAV出力、10／100BASE-TX LAN(内部カバー付き)、i.LINK、PCカードスロット、マイク入力、ヘッドホン出力、ボリュームダイアル。 | 写真4 本体右側面。CD-RW／DVDコンボドライブは取り外しできない。下のベイにはNet MDユニットを装着してみた。 | |
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ベイ以外の部分も見てみよう。まずCPUにはMobile Pentium 4-1.6GHzを搭載する。発熱量の大きなPentium 4を冷やすためか、筐体は大きめでバイオノートとしては分厚く重たい印象を受ける(写真3～5)。
液晶パネルは15型の1400×1060ドット。広い画面で文字やアイコンのサイズも小さすぎず快適に扱える。また普及が急速に進んでいるIEEE802.11b 無線LAN機能も内蔵している。
価格はオープンプライスで、店頭での予想実売価格は30万円前後。バイオ専用の多数のアプリが付属するほか、全モデルにOffice XP Personalが付属するなど、性能だけでなくアプリ面も充実している。オールインワンノートに必須の要素を押さえたうえで、ちょっと毛色の変わったノートが欲しいという人は、NVシリーズを選択肢に入れるといいだろう。
| PCG-NV99M/BPの主なスペック | |
| 製品名 | PCG-NV99M/BP |
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| CPU | Mobile Pentium 4-M 1.6GHz |
| チップセット | Intel 845MP |
| メモリ(最大) | PC1600 DDR SDRAM 256MB(512MB) |
| 液晶／解像度 | 15型／1400×1060ドット |
| ビデオ | MOBILITY RADEON 7500 |
| HDD | 40GB |
| FDD | 付属(内蔵可能) |
| 光ドライブ | CD-RW/DVDコンボ(R16倍速／RW10倍速／CD24倍速／DVD8倍速) |
| スロット | PCカード(TypeII×2)、メモリースティック |
| ネットワーク | 56kbpsモデム、10／100BASE-TX LAN、IEEE802.11b 無線LAN |
| I／O | USB×3、i.LINK、パラレル、シリアル、外部ディスプレイ端子、AV出力(ビデオ、ステレオ音声)、ヘッドホン出力、マイク入力 |
| バッテリ駆動時間 | 約2～3.5時間 |
| サイズ(W×D×H) | 336×276.1×42.8～53.3mm |
| 重量 | 約3.7kg |
| OS | Windows XP Home Edition |
| アプリケーション | Office XP Personal |
競合製品レビュー
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| ソニー「PCG-NV99M/BP」(from アスキー PC Explorer)レビュー | NEC「LaVie C LC700/3D」レビュー | |
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