(株)ボイジャーと(有)アーキタンプは12日、ドットブックをPalmで読めるツール『T-Break』と『PooK v2』β版の無償ダウンロード提供を開始すると発表した。
ボイジャーは、電子本フォーマット“ドットブック(.book)”と専用ビューワー『T-Time』、アーキタンプは、ソニーの“CLIE”などのPalm OS用電子本ビューワー『PooK』を開発している。両社は、ハードウェアに依存しない電子出版の普及を目指して3月に技術提携を行なっていた。
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ドットブックをPalmで読む仕組み |
今回、アーキタンプが、『PooK』に対応したファイル形式“PooDOC”のソースファイルとしてドットブックの“TTX”を採用し、その書式に対応したビューワー『PooK v2』を開発、また、ボイジャーはドットブックを“PooDOC”に変換するソフト『T-Break』の開発を行なった。動作環境は『T-Break』がWindows 98以上、Mac OS 8.5 以上、『PooK v2』がPalm OS 3.5 以上。『T-Break』は13日、 『PooK v2』は12日にダウンロードを開始する。両社は今後、“TTX”形式を電子出版の標準ソースファイルとして推進する。
