“コンパクトフラッシュ(CF)カードスロットでPCカードを利用できるようにする変換アダプタ”という、ありそうでなかった製品がダイヤテックから登場した。以前からアキバでは一部メーカー製品が少量流通してはいたのだが、店頭価格で2万円を超え、個人ユーザーがおいそれと購入できるものではなかったのに対し、今回「CTOP」と名付けられた製品は、若松通商PS/PLAZAで4480円と、いきなり5000円割れで販売が始まっている点で見逃せない製品と言える。
CTOPの外観はまさに“CFに変換アダプタを取り付けてみました”というもの。PCMCIA TypeIIカードが利用できるように引き延ばされた配線はただゴムで巻かれているだけであるため、折り曲げるのも思いのまま。ノートPC用のPHSカードや無線LANカードなどをPDAの“背中”部分に置いて利用することができるため、使い勝手は決して悪くなさそうだ。
PCMCIA TypeII用インターフェイス | アダプタは簡単に折り曲げられる | 実際に折り曲げての利用を前提としているマニュアル |
その仕様上、どうしても不格好になってしまうのはやむを得ないところだが、実用性という面ではかなり“使える”アイテムといえるだろう。ドライバさえ用意できれば手持ちのノートPCとPDAで拡張カードを共有できるわけで、モバイルコンピューティングがメインだという人は、とりあえず入手しておいてはいかが?
【取材協力】