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デジオン、ビデオ編集ソフト『DigiOnVideo』をバージョンアップ――DVデータを直接MPEG-2に変換可能に

2002年07月11日 13時13分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)デジオンは、ビデオキャプチャー、ビデオ編集、CD/DVDメディアへの書き出しに対応した統合型ビデオ編集ソフト『DigiOnVideo』をバージョンアップ、『DigiOnVideo2』として、イージーシステムズジャパン(株)より26日に発売すると発表した。価格は1万5800円。DigiOnVideo登録ユーザー向けには9800円、それ以外のデジオン製品ユーザーには1万1800円での優待販売が行なわれる。

DigiOnVideo2『DigiOnVideo2』

従来のDigiOnVideoからの強化された点は多岐に渡る。キャプチャー/編集機能では、OHCI準拠のIEEE1394インターフェースを搭載したパソコンにDVカムコーダーなどを接続した場合、DVデータを直接MPEG-2ファイルに変換しながら取り込む“ダイレクトDV to MPEG”キャプチャー方式に対応(バッチキャプチャーには対応せず、開始/終了を手動で指示する必要がある)、1ファイルで2GB超が扱える動画ファイル形式“Open DML(AVI2)”に対応、トランジションエフェクト(58種類)やビデオフィルター(25種類)を拡充、など。編集結果の出力に関しては、入力ソースと出力ファイルの形式が同一の場合に、トランジションエフェクトをかけるなど編集した部分のみをレンダリングすることで編集時間を短縮する“スマートレンダリング”機能を搭載、編集結果の出力形式にRealMedia/Windows Mediaを追加、DVD-RAMメディアへの書き出しにおいてDVD-VR形式をサポート(DVD-RWやDVD+R/+RWのDVD-VR形式については現時点では未対応)、データの追加や削除が容易に行なえるようになった。また、同社の音楽編集ソフト『DigiOnSound』シリーズやDVDオーサリングソフト『DigiOnAuthor』との連携機能を追加、DigiOnVideo2のメニューからこれらの機能を呼び出し、編集中のビデオの音声を加工したり、DVD-Videoを作成する際にメニューなどを凝ったものが作れるようになった。

DigiOnVideo2
同社のDVDオーサリングソフト『DigiOnAuthor』と同様、米Ligosとカスタムテクノロジーの2種類のMPEGエンコーダを搭載する。設定できるパラメーターの幅や出力結果の画質が異なり、好みに合わせて選択できる

主な仕様は、読み込み可能ファイル形式がAVI/MPEG-1/-2(動画)、BMP/JPEG/GIF/PNG(静止画)、WAVE(音声)。出力形式は、AVI/DVD-Video/VideoCD/DV/DVD-VR(DVD-RAM)。利用可能なトラック数は、ビデオ4/オーディオ4/トランジション1。

DigiOnVideo2
自動シーン検出機能を搭載し、読み込んだ映像ソースから場面の転換箇所をマークアップしておける。このマークは、CD/DVDメディアへの書き出し時にチャプターに変換できるため、メニュー作成が楽に行なえる

動作環境は、対応OSがWindows 98 SE/Me/2000/XP、CPUはCeleron-600MHzまたはPentiumIII-500MHz以上(PentiumIII-1GHz以上を推奨、MPEG-2キャプチャを行なう場合にはPentium 4-1.80GHz以上)、メモリー128MB以上(256MB以上を推奨)、HDD 400MB以上(インストール時)。

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