インテル(株)は9日、エンタープライズ製品向けプロセッサー『インテル Itanium 2 プロセッサ』の量産出荷を開始したと発表した。これはItanium(アイテニアム)の第2世代の製品。同日付けで量産出荷を開始し、価格は、3次キャッシュメモリーが3MBのItanium 2-1GHzの単価が52万5080円、3次キャッシュメモリーが1.5MBのItanium 2-1GHzが27万9190円、3次キャッシュメモリーが1.5MBのItanium 2-900MHzが16万6250円。
対応OSは、Windows Advanced Server, Limited Edition、 Windows XP 64-Bit Edition、hp-uxのほか、Linux(Caldera、MSC.Software、Red Hat、SuSE、TurboLinux)。米ヒューレット・パッカード社は今後 OpenVMSとNonStop Kernelなどのエンタープライズプラットフォーム向けOSを対応させるとともにTru64 UNIXやTruClusterの機能をhp-uxに移植する予定。
同社は、秋に2~16プロセッサーに対応したチップセット『E8870』を発売する予定。また、現在、5種類のItaniumプロセッサーファミリー製品を開発中としており、同プロセッサーをベースにしたシステムが2005年から2010年にかけて本格的に運用される見込みとしている。