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カノープス、ビデオファイルコンバートソフト『ProCoder』を発売

2002年07月05日 19時19分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は5日、デジタルビデオファイルのコンバートソフト『ProCoder』を8月上旬に発売すると発表した。価格は9万8000円。

コンバート画面
コンバート画面

『ProCoder』は、各種のビデオフォーマット同士を変換するためのソフト。圧縮/伸長を繰り返した場合の画質劣化を最小限に抑えたDVコーデックと、“2パス可変ビットレート(2passVBR)”圧縮や独自の動き補正アルゴリズムを採用した新開発のMPEG-2コーデックを採用しており、各種の圧縮フォーマットの変換だけでなく、異なるビデオ信号形式(NTSC-PAL)の双方向変換も行なえる。ビットマップオーバーレイやクロッピング、ボリューム調整などの同時処理も可能。

対応する入力フォーマットは、Canopus DV、Microsoft DV、Video for Windowsコーデック、DirectShowコーデック、QuickTime、MPEG-1/-2。出力フォーマットは、Canopus DV、Microsoft DV、Video for Windowsコーデック、DirectShowコーデック、QuickTime、MPEG-1/-2(カノープスコーデックによる)、Windows Media Video、RealVideo。変換時に利用できるビデオフィルターは、ブラー、ガウスブラー、円形ブラー、カラーセーフ、ビットマップキーイング、ビデオプルダウン、フェードイン、メディアン、ガンマ補正、色補正(輝度/コントラスト/色調/彩度)、白/黒補正、切り抜き、適応型プログレッシブ変換で、オーディオフィルターはローパス、ノーマライズ、ボリュームが利用できる。

『ProCoder』
『ProCoder』

拡張機能として、変換情報を含んだ小さなアプリケーション『ドロップレット』のアイコンに、変換したいファイルをドラッグ&ドロップすれば自動的に指定フォーマットに変換する機能や、ファイルやフォーマットをウィザード形式で指定して変換する機能のほか、アスペクト比変換、フレームレート変換、プログレッシブ-インターレース変換、マルチパスプロセッシング、サイズ/時間によるファイルの切り分けなどの機能を搭載する。複数の色空間(YUV、RGB)にも対応する。Adobe Premiere 6.xからProCoderを起動してタイムラインを任意のフォーマットで書き出すためのプラグインも付属する。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000 Professional/XP。なお、英語版の販売は6月に開始している。

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