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NEC、IEEE802.11a準拠の5GHz帯無線LAN用チップセットを開発

2002年07月04日 18時22分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は3日、5GHz帯を利用する54Mbpsの無線LAN規格“IEEE802.11a”に準拠した無線LANチップセットの開発を開始したと発表した。12月にサンプル出荷を開始する。サンプル価格は1万円で、2003年3月から月産10万個で量産出荷を開始する予定。

チップセットはIEEE802.11aの物理層とMAC層を処理するもので、ベースバンドLSIと無線(RF)LSI、シンセサイザーLSIで構成される。ベースバンドLSIは日本電信電話(株)(アクセスサービスシステム研究所)からライセンスを取得して開発する。開発するチップセットは、従来装置側で行なっていたメディアアクセス制御(MAC)をベースバンドLSIに内蔵したCPU(32bit RISCコア『V850E』)で処理するようにしたほか、電波伝播のマルチパスの影響に対して最適化設計を行なったのが特徴。RFLSIには高周波特性にすぐれたSiGeプロセスを採用するとしている。製造には0.13μmCMOSプロセスを利用する。

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