「NR120-N」 |
MicroATXフォームファクタを採用するLite-On(Lite-On TC)製の“i845G”チップセット搭載マザーボード「NR120-N」が発売された。“NR120”型番だけで思い出せた人は記憶力に自信を持っていいだろう。これは、5カ月前の1月25日にナゾのチップセット搭載製品として突然展示の始まった“i845Gアキバ登場第1弾”の製品バージョンだ。当時のカタログでは“Q1'2002”の登場とされていたが、Q2末での販売開始となった。
「NR120」というシルク印刷はまさにあのときのマザーボードだ |
仕様は1月に展示されたものとほとんど同じで、違いはGMCHとICH4それぞれがES(Engineering Sample)品ではなくなった程度と言ってもいいほど。“CMOS一発クリアボタン”もそのまま残されている。今にして思えば、1月の時点でi845Gマザーボードはかなりの完成度にあったのだろう。
拡張スロットはAGP×1、PCI×3、DIMM×2。今回新たに判明したユニークな仕様としては、AMI BIOSの搭載が挙げられる。BIOSの仕様が完全に判明しているi845E/G/GLマザーボードでAMI BIOSを搭載して発売されたのはNR120がはじめて。
実売価格は1万3200円~1万3800円。コスト面の理由からRealtek製ネットワークコントローラを搭載する場合の多いi845Gマザーボードにあって、この値段ながらICH4内蔵コントローラとIntel製PHYでネットワーク接続をサポートするのはかなり魅力的と言えるだろう。Intel製CPU用マザーボードでもLite-Onはプライスリーダーとして君臨しそうだ。
まったく同一基板のi845GLマザーも同時発売
さらにECSからもi845GLマザー
なおLite-OnからはNR120-Nとまったく同一基板で“NR120”という型番のシルク印刷すら同じ“i845GL”マザーボード「NR120-LN」が登場。i845GLを搭載することでFSB 100MHz(Quad Pumped 400MHz)版CPUまでの対応になることと、AGPスロットがADDカード専用となっている以外はまったく同じと言っていい。実売価格は1万1200円~1万2480円。
さらに、ECSからも“i845GL”マザーボード“サムライのきらめき”こと「L4IBMGL2」が登場。Lite-On製と同じくこちらもコストパフォーマンス路線だ。拡張スロットはPCI×3、DIMM×3で、こちらはRealtek製のネットワークコントローラを搭載している。実売価格はNR120-Nといい勝負。
価格 | ショップ |
---|---|
Lite-On「NR120-N」 | |
\13,200 | コムサテライト2号店 |
\13,300 | コムサテライト1号店 |
\13,800 | コムサテライト3号店 |
Lite-On「NR120-LN」 | |
\11,200 | コムサテライト2号店 |
\12,480 | コムサテライト1号店 |
ECS「L4IBMGL2」 | |
\11,500 | コムサテライト2号店 |
\11,800 | コムサテライト3号店 |
\12,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |