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Guillemot(Hercules)のスタイリッシュTFT液晶モニタに17インチモデルが登場

2002年06月28日 22時51分更新

文● 小磯

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パッケージ

 昨年10月に登場し、青色の筐体とそれを支える三日月型のスタンドというスタイリッシュな外観が注目を集めたGuillemot(Hercules)製液晶モニタ「Prophetview 720」に上位モデルが登場。2インチ大きくなった17インチTFT液晶モニタ「Prophetview 920」の販売が28日から始まっている。



Prophetview 920

 Prophetviewは「3Dゲームのための液晶モニタ」として、液晶の反応速度が一般的な製品と比べて高速なのが特徴だが、他社製品の液晶反応速度向上にともなってProphetview 920の液晶反応速度はさらに高速化。Prophetview 720のそれが30ms以下だったのに対し、Prophetview 920では25ms以下を実現しているという。パッケージの印刷では従来どおりの30ms以下となっており、この点やや不安が残るところではあるが、日本法人による表記が正しいとすると、Prophetview 720の実績からしても3DゲームやDVD-Video再生などにおけるちらつきがさらに減少すると考えて問題はなさそうだ。



30ms以下 25ms以下
液晶反応速度は従来どおりの30ms以下であるとするパッケージと、さらに進んで25ms以下となったとする日本法人作成のポップ
薄型筐体
薄型のデザインは今回も継承している

 推奨(最大)解像度は1280×1024ドットで、垂直リフレッシュレートは最高75Hz。画素ピッチは0.264×0.264mm、視野角は左右75度、上下65度となっており、液晶モニタとして従来製品に比べて確実に進化していることがわかる内容だ。本体サイズは440(W)×160(D)×340(H)mm。スタンドは上方20度、下方5度まで調整が可能で、これは従来どおり。従来製品の惜しいところであった“インターフェイスがD-Sub15ピン1系統のみ”という仕様も受け継いでしまったのは残念だ。



販売中
DVIモデル予価

 価格はOVERTOPで8万9800円。17インチモニタとしてやや高めの設定だが、19インチ並みと言われる17インチTFT液晶モニタの大画面でバリバリ3Dゲームをプレイしたいというのなら、見逃せない製品であるのは間違いない。Prophetview 720のデザインにグっと来ていたが、サイズに不満を持っていた人たちからも注目を集めるだろう。
 なおOVERTOPによると、待望のDVIインターフェイス搭載モデル「Prophetview 920 DVI」もラインアップしており、こちらの入荷予定もあるとのこと。予価はさらに高価な9万9800円だが、ギルモのウェブサイトによれば、なんとこちらは筐体にチタン合金を採用しているという。D-Sub15ピンモデルは720/920ともにキャビネットにはプラスチック、電源などのボタンにはチタンを採用しているのに対して、かなり贅沢な仕様。DVI液晶モニタを探している人で、とにかく性能とデザインを重視するのであれば、7月下旬とされている発売日を待ってみるのも悪くないだろう。



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