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ディスクリート、3Dモデリング/アニメ/レンダリングソフト『3ds max 5』を発表

2002年06月28日 21時21分更新

文● 編集部

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オートデスク(株)のディスクリート部門は27日、3Dモデリング/アニメーション/レンダリングが行なえるCGソフトの最新版『3ds max 5』について発表した。国内では、英語版を8月下旬に発売し、日本語版を10月初旬に発売する予定。価格は英語版/日本語版ともに48万8000円。学生版が19万8000円など。英語版から日本語版には無償でアップグレードできる。『3ds max 4』からのアップグレードは10万8000円。代理店の(株)エヌジーシー、住商エレクトロニクス(株)、(株)トゥーから販売する。

Fカーブエディターの画面
『3ds max 5』(レイヤー機能/トラックバーでのFカーブエディター)

『3ds max 5』は、2001年2月に販売を開始したハイエンド向けの3DCGソフト。リアルで自然な3Dアニメーションの作成などが効率よく行なえるように、“Realism(リアリズム)”、“Expression(豊かな表現性)”、“Productivity(生産性)”の面で機能を強化したという。

リアリズムでは、ライトトレーサーを搭載したラジオシティーによるレンダリングが行なえる“グローバルイルミネーション”機能、レンダリングデータをメッシュでマッピングできる“イメージ to モデルマッピング”機能、布/ロープ/液体/ソフトボディーなどのオブジェクトが接触したり、弾んだり、壊れたり、伸びたりする物理計算をリアルタイムでシミュレーションするためのアイルランドのHavok社のプラグインソフト『reactor』の機能を搭載した。

豊かな表現性では、キーフレームコントロールの操作性などを向上させた“セットキーシステム”、スプラインを利用したボーン配列のデフォーメーションコントロールに対応した“スプラインIK”、キャラクターデータをグループ登録し流用できるようにする“キャラクターアセンブリー”、キャラクターアニメーションをセグメント化して編集したり、ライブラリー化できる“マージアニメーション”などの機能を追加した。

生産性では、ネットワークレンダリング機能“Backburner”を強化したほか、“キャラクターノード”でオブジェクトのグループをキャラクターとして定義して管理できるようにした。また、LAN接続されたワークグループ内で共有するための“ネットワークライセンス”などが追加されている。

コミックス風レンダリング画面
実写のようなリアルなレンダリングだけでなく、コミックスらしいレンダリングも行なえる

『3ds max 5』はWindowsベースのソフトで、詳細は7月22日から米国のテキサス州サンアントニオで開催されるCG関連のコンベンション“SIGGRAPH 2002”で公開するとしている。

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