コンパックコンピュータ(株)と日本ヒューレット・パッカード(株)は、『HP NonStop S8600』と『HP NonStop S7600』を6月25日に発売した。
HP NonStop Server Sシリーズ |
『HP NonStop S8600』と『HP NonStop S7600』はいずれも『Compaq NonStop Himalaya Sシリーズ』の最新機種。従来の『NonStop Himalaya』のアーキテクチャを踏襲し、システムの停止が許されない金融や情報通信事業者などをターゲットに販売される。プロセッサにMIPS R14000を採用したほか、L2キャッシュの拡張、システム内部のバスバンド幅を拡張するなどの改良が施されており、従来機種と比べて大幅な性能向上が図られている。既存システムからの拡張は、プロセッサ・マルチファンクション・ユニットの交換のみで対応できる。
『HP NonStop S8600』と『HP NonStop S7600』のおもな仕様と価格は以下のとおり。
- 『HP NonStop S8600』
- CPU……MIPS R14000-550MHz
- キャッシュ……8MB DDR
- メモリ……1GB~16GB
- 価格……月額レンタル価格で220万円から
- 『HP NonStop S7600』
- CPU……MIPS R14000-500MHz
- キャッシュ……4MB SDR
- メモリ……1GB~16GB
- 価格……月額レンタル価格で200万円から
同時に、『NonStop SQL/MX』を核としたデータベース事業を本格的に開始することが発表された。『NonStop SQL/MX』は、ANSI/ISO SQL-92に準拠したSQLインターフェイスとSPJ、SQL Jを装備し、XML、SOAP、JSP、CORBA、JDBC、ODBC環境にも対応。ERPやSCM、CRMなど個々のシステムに分散した情報を一元管理することが可能になる。価格などの詳細は公表されていない。