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KDDI、au携帯電話からのIPv6ネットワークアクセス実験を開始

2002年06月25日 16時27分更新

文● 編集部

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(株)ケイディーディーアイ研究所とケイディーディーアイ(株)は25日、“au”携帯電話からインターネット接続サービス“au.net(エーユードットネット)”経由でIPv6ネットワークアクセスを行なう実験を7月に開始すると発表した。実験期間は2003年3月まで。

IPv4ネットワーク経由のIPv6アクセス技術
IPv4ネットワーク経由のIPv6アクセス技術

実験では、ユーザーにIPv6アドレスを配布し、トンネリング技術“ISATAP(Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol)”を利用してKDDIのIPv6公開接続実験網に接続する。ISATAPはIPv4がプライベートアドレスでも機能するため企業のイントラネットなどからのIPv6アクセスにも利用できるのが特徴。実験に使用するIPv6アドレスは“APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)”から割り当てられたものを利用する。

実験に参加するには、au携帯電話の利用者で“cdmaOne”のパケット通信サービス“PacketOne”による接続サービス“au.net”を利用しているのが条件。実験参加費は無料。ただしパケット通信料は別途必要となる。接続方法などの詳細はプロジェクトのページに掲載するとしている。

トンネリング技術
トンネリング技術

同社では、この実験により携帯電話からのIPv6 アクセスの実証と評価を行なうとともに、IPv6の普及に貢献することを目的としているという。

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