富士通(株)は24日、身体障害者や高齢者も含むさまざまなユーザーが利用し易いホームページを制作するための指針“富士通ウェブ・アクセシビリティ指針”を策定し、富士通グループのホームページに適用していくと発表した。策定した指針は、同日から同社のホームページで公開している。
“富士通ウェブ・アクセシビリティ指針”は、ホームページの設計者や制作者の視点から、配慮すべきアクセシビリティー(使い易さ)の優先度と実現方法を具体的に記述したもの。49の指針にまとめられ、各指針の“解説”と“事例と実装”で構成される。W3CのWAI(Web Accessibility Initiative)グループの“Web Content Accessibility Guidelines1.0”、米リハビリテーション法508条、総務省ウェブヘルパーなど、既存の基準やガイドラインなどとの整合性を重視して作成したという。
同指針は、同社の日本向けポータルや富士通パソコン情報ホームページ“FMWORLD”に適用後、各国語版を作成し、主要22ヵ国の富士通グループホームページに順次適用していくとしている。