(株)アイ・オー・データ機器は24日、PDA用のコンパクトフラッシュ型グラフィックスカード『CFXGA』と、スマートメディア対応のPCカードアダプター『SMC-ADP』、DynaBook SSシリーズ専用256MBメモリー『TOSZ-256M』の3製品を発売すると発表した。価格と出荷時期は、『CFXGA』が2万2000円で7月中旬、『SMC-ADP』が3600円で7月下旬、『TOSZ-256M』が2万4800円で7月中旬。
『CFXGA』 |
『CFXGA』は、Windows CE 3.0を搭載したPocket PCやHandheld PC 2000などのPDAで利用できるコンパクトフラッシュ型(Type I)のグラフィックスカード。グラフィックスメモリー(1.2MB SDRAM)を内蔵したセイコーエプソン(株)の組み込み用LCDコントローラー『S1D13806』を搭載する。出力はアナログRGB、Sビデオ、コンポジットビデオに対応しており、解像度はアナログRGBが1024×768/800×600/640×480ドットなど(848×480ドットのワイド表示にも対応)、ビデオ/Sビデオが640×480/696×436ドット。表示色数は800×600ドットまで65536色または256色、1024x768ドットは256色。
赤外線リモコン |
アプリケーションとして、PowerPoint(XP/2000/97)のスライドショーを表示する『EasyView』や、PowerPoint、Excel、Wordのファイルを表示するための米Westtek製『ClearVue』が付属する。ClearVueでは、アニメーションやスライド効果を利用したPowerPointファイルを表示してPDAの画面に書いた文字も出力画面に表示できる“ClearVue Presentation”、グラフやチャートを貼り付けたExcelファイルを表示できる“ClearVue Worksheet”、表や画像などを含んだWordファイルを表示できる“ClearVue Document”の機能を利用できる。また、プレゼンテーションなどでページ送りなどを手元で行なえる赤外線リモコンが付属する。
カードのサイズは幅42.5×奥行き3.0×高さ45.0mm。ミニD-Sub15ピン、S端子、RCAコンポジット端子を一方の先端(3方向)に装備した出力ケーブルとノイズフィルター(フェライトコア)が付属する。対応OSは、Windows CE 3.0。対応機種は、Pocket PC、Pocket PC 2002、Handheld PC 2000で、機種名は27日に詳細を公開するとしている。
『SMC-ADP』 |
『SMC-ADP』は、スマートメディアに対応したPCカードアダプター。電源は3.3V/5Vで、消費電流は最大100mA。本体サイズは幅54.0×奥行き5.0×高さ85.6mm、重量は約30g。対応機種は、PCカード(Type II)スロットを搭載したPC/AT互換機、PC98-NX、PC-9821、Macintosh。
『TOSZ-256M』 |
『TOSZ-256M』は、東芝のノートパソコン“DynaBook SSシリーズ”専用のTypeZ互換(140ピン/コネクタータイプ)の256MBメモリーモジュール。133MHz対応DRAMを使用。対応機種は、DynaBook SS S4/275PNHW、S5/280PNKW、S5/280PNLN、DynaBook SS 2000 DS75P/2、DS80P/2。取り付け用の精密ドライバーが付属する。