まるで“Ti4500”!? 300MHz駆動可能の128MBメモリ搭載で上位モデルと同じ基板を採用したGeForce4 Ti4200カードが発売に
2002年06月22日 22時57分更新
GeForce4 Ti4200カードとしてはじめて上位モデルであるGeForcr4 Ti4600/Ti4400搭載ビデオカードと同じレイアウトのカードを採用した製品「PLATINUM GeForce4 Ti4200SE 128MB」がSUMAからデビューした。これは先週同社から登場した、最高で303MHz(DDR 606MHz)駆動サポートno3.3ns品64MB VRAMを搭載するGeForce4 Ti4200カード「PLATINUM GeForce4 Ti4200SE」のVRAM 128MB搭載モデル。PLATINUM GeForce4 Ti4200SEをはじめ、GeForce4 Ti4200カードはこれまですべてGeForce4 MX460搭載ビデオカードと似たカードレイアウトだっただけに、衝撃的な1枚となった。
「PLATINUM GeForce4 Ti4200SE 128MB」。SUMA製品らしく型番表記部分だけ若干カード長が長くなっているものの、GeForce4 Ti4600/Ti4400カードのリファレンスとまったく同じデザインだ。Sparkle製のGeForce4 Ti4400カードと並べてみると明白だろう |
hynix製の3.3ns品を搭載。VRAM 64MBモデル同様、パッケージにもうたわれている |
もちろん今回も搭載メモリは3.3ns品。GeForce4 Ti4600/Ti4400カードと同じカードレイアウトを採用したため、メモリパッケージがBGAとなっている。同じカードレイアウトを採用し、128MBのVRAM容量を持つとなると、オーバークロック動作させてしまえば、もはやGeForce4 Ti4600/Ti4400との性能差はほとんどなくなるというわけだ。仮にメモリクロックを300MHzで駆動させると、上位モデルとのスペック差は以下のとおり。
GeForce4 Ti4600 | GeForce4 Ti4400 | PLATINUM GeForce4 Ti4200 128MB(OC) | PLATINUM GeForce4 Ti4200 128MB(標準) | |
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コアクロック | 300MHz | 275MHz | 250MHz | 250MHz |
テクセルフィルレート | 24億/秒 | 22億/秒 | 20億/秒 | 20億/秒 |
メモリクロック | 325MHz | 275MHz | 300MHz | 222MHz |
メモリ帯域幅 | 10.4GB/秒 | 8.8GB/秒 | 9.6GB/秒 | 7.1GB/秒 |
VRAM 64MB搭載モデルを紹介した際にも指摘したように、最終的な3D描画性能を左右するメモリ帯域幅はGeForce4 Ti4400の仕様を上回り、ちょうどGeForce4 Ti4600とTi4400の間に位置する。コアクロックの差が生む性能差を恐れず、メモリ性能だけに言及するならば、PLATINUM GeForce4 Ti4200SE 128MBは“GeForce4 Ti4500”並みのパフォーマンスを発揮する可能性があることになる。この点だけでもかなりの注目を集めるのは間違いないだろう。あくまで自己責任にはなるが、できる限りコストをかけずにより速いビデオカードを探しているなら、購入を検討する価値は十二分にあると言えそうだ。実売価格は2万6780円~2万7800円で、他社製のVRAM 128MB搭載版GeForce4 Ti4200カードより2000~4000円程度高く、GeForce4 Ti4400カードの最安モデルより若干安価という、なんとも悩ましいところに落ち着いている。
なお主な仕様はVRAM 64MB搭載モデルと同じで、インターフェイスはD-Sub15ピンとDVI、ビデオ出力。DVI→D-Sub15ピン変換アダプタを同梱しているほか、NvidiaテクノロジデモCD-ROMも付属する。
価格 | ショップ |
---|---|
\26,780 | コムサテライト2号店 |
\26,800 | OVERTOP |
\26,980 | コムサテライト3号店 |
\27,799 | TSUKUMO eX. |
\27,800 | 高速電脳 |